2018年01月20日

こどもの貧困指標を考える  


今日は自分の記録のためのブログです。
交通費、参加費を政務活動費で請求しようと思うので記録を残しておきます。

第7回 子どもの貧困対策情報交換会
「子どもの貧困指標を考える」
ひらめき報告@ 子どもの貧困の指標について
首都大学東京教授 阿部 彩さん
貧困の測定が専門

位置情報まず、しょっぱな、
「子どもの貧困対策に関する大綱」に定められた指標が2017年3月31日に改正された。
実は、旧指標で、県は指標をつくっていたので、それに合わせて
昨年9月議会で、木更津市の現状を調べ、質問していた。
その資料はこちら
http://tanaka-noriko.sakura.ne.jp/kodomonohinkon.pdf

位置情報子どもの貧困率を調べているOECDは、「Organisation for Economic Co-operation and Development:経済協力 開発機構」の略 子どもが貧困だと将来の経済がなりたたないということで、経済を専門なしている団体が貧困率を調べている。

足改正して新たなに加わった指標は
・学力に課題のある子どもの割合
・朝食欠食児童・生徒の割合
・相談相手がほしいひとり親の割合
・必要なたよれる相手がいない人の割合
・ひとり親家庭の親の正規雇用の割合
・ひとり親家庭で養育費を受け取っていない子どもの割合
暮らしていくのに、SOSをキャッチしにくい環境にいる子どもの掘り起こしのような指標が加わった。
たしかに、この指標がクリアしていけば、こどもの貧困は軽減するように思う。
これは、行政が調べて数字が減ったとかで評価するという意味合いより、
子どもが暮らす環境の変化を期待するような感じ。

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これは、1985年と2012年の男性の貧困率の比較 
女性は、もっと、ゆるやか。
グラフをみると、高齢者の貧困率が高いのは、1985年
ところが、若者の貧困率が多いのは、2012年
つまり、貧困は、高齢者の問題から若者への問題へとシフトしてきている。

位置情報貧困率は、調べなくてもいいと講師。
調べるだけなら、調べなくていい。調べて報告することが目的になってしまうから。
うちは、国の平均より、低いのでまだましなどといい、対策を考えなくなることが危惧される。
相対的貧困率を政策目標に掲げるのは×
対策をとらなくても、景気の上下によって、数値は変わるから。

位置情報子どもの貧困の3つの指標
子どもが所属する世帯の家計の状況
 住居費、食費、衣服費、光熱費などの生活費が十分でない状況は
 親もストレスで、家庭内で子どももストレス。
なので、
@子どもの生活体験のはく奪
A家計の逼迫
B低所得

これが2つ以上だと困窮層
1つだと周辺層
該当しなければ一般層

すると、生活困難度指標の分布を表すと
     5年生   中2    16-17歳
困窮層  5.7%   7.1%    6.9%
周辺層  14.9%  14.5%   17.1%
一般層  79.5%  78.4%   76.0%
この表から年齢が上がるにつれて、一般層が減ってくることがわかる。

ひらめき報告A 学習支援の評価指標から考える子どもの貧困指標
社会福祉士 沢田直人さん
学習支援は、大きく2パターンがある。
1つは、教育と福祉の融合支援型モデル
 子どもの権利を保障する視点 
 発達の保障、居場所、寄り添い、基礎学力など

2つめは、無料学習塾型モデル
 進学が目的。高校卒業が将来の収入が多い可能性が高いという点では、貧困対策だが、福祉的役割より、受験指導

私は、前者のほうがいいと思う。
会場からは、
夜間定時制高校の先生の発言
 いろいろな家庭の困難を抱えている生徒がいる。
 保護者と、生活保護申請の説明をしたり、行政に一緒にいくこともある。
 障害の療育手帳の説明をして取得の手続きをしたり、
 スクールソーシャルワーカーは非常勤で夜間高校の
 時間帯には難しく、現場の先生で対応している。
 と切実な報告。

里親の発言
 虐待の課題を抱えている社会的養護の必要な子どもだが、
 里親のところで暮らしている、衣食住はあるが、
 どうか。貧困の指標の場合、項目はないのか

児童養護施設で学習支援をしている方の発言
 虐待などで児童相談所に一時預かりで入所した場合、
 学校には行けず空白、その後児童養護施設にいった場合、
 転校するるわけで、学習支援が必要となる。
 児童養護施設のこどもは、子どもの貧困対策の学習支援と切り離されている感じがする。
 右矢印1県管轄なので、市の学習支援事業に組み込むより、
  県に直接対応策を求めたほうが実現可能かもとアドバイスがあった。

参加者のいろいろな視点、参考になる。
私も質問した。先日の子どもケアラーのこと。

今日は、子どもの貧困指標の改正をした会議メンバーの大学の先生も
会場に参加していて、司会からアドバイスを求められていた。

ひらめき緊急問題提起 
生活保護基準引き下げについて
名古屋市立大学 桜井啓太講師 元ケースワーカー

位置情報
●生活保護費、160億円減 2018年10月から段階的に 
●生活保護費、世帯7割で減、都市部単身者大幅減 
これは、新聞記事。
この記事でなかなか、伝えていない部分を講師は、とてもわかりやすく説明。

位置情報近年、変わってきたナショナルミニマム

ナショナル・ミニマム(national minimum)とは、国家(政府)が国民に対して保障する生活の最低限度(最低水準)のことである。 イギリスのウェッブ夫妻が19世紀末に提唱した。 ... これを保障するための社会政策は、生活保護法など数々あるが、それらを総称して「セーフティネット(安全網)」と呼ぶ場合がある。

生活保護は、最低基準なのだから、その基準まで保障すべき。
なのに、近年は生活保護のほうが年金暮らしよりもらいすぎているからといって、
生活保護を切り下げている。本末転倒 
最低基準より、低い年金くらしのほうを生活保護基準まで引き上げるべき。
と講師に大賛成。

生活保護は、貧困、低所得世帯の子どもにとっても、日本の最後のセーフティネット。
27万人の子どもが生活保護世帯だ。

これが顕著に表れているのがこれ。
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消費税の値上げのタイミングに、生活保護を引き下げている。
2013年の生活保護引き下げは、母子世帯の98%が引き下げとなった。
5%以上の削減は67%

2013年からどんどん引き下げているのに、さらにだ。

位置情報生活保護基準引き下げの影響
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2013年と今後の引き下げ後の比較もここには載っている。
都市部の例 地域によって、金額が少しずつ違うらしい。
生活扶助基準の比較 
2013年4月 右矢印1 2020年(段階的引き下げ施行後)

夫婦2人+中学生+小学生 
 200,050円 右矢印1 175,010円
母+中学生+小学生
 167,620円 右矢印1 147,490円
単身者75歳 
 75,770円 右矢印1 70,900円 

2020年には、1990年代の生活保護基準となる。
4半世紀、タイムスリップとなる。

位置情報子どものいる世帯の扶助・加算 
国の矛盾@
 生活保護世帯は、手当が収入とみなされるので、児童手当ではなく、児童養育加算がある。
 今は、児童手当と同額の児童養育加算がある。
 でも、今回の見直しでは、児童手当と同額ではなくなる。名前も変わる。
 学校外活動に要する費用になる。
 3歳未満の児童 第3子の就学前の児童がいた場合、児童養育加算は、1.5万円 右矢印1 1万円
 これって、ニュースでは全然言わない。

 母子加算 第3子の場合ちょっとふえるが、最大2割減

 教育扶助・高等学校等就学費
  なんと、学習支援費をクラブ活動だけに限定。
  いままでは、家庭で図鑑とか子どもに必要なものを買うことができたのに。
  それも、今まで定額支給だったのに、
  今度は実費支給だから、領収書をとっておかねばならない。
  ということは後払い。手持ちの生活費から出す余裕があればだ。
  そして、クラブ活動に入らなければ、もらえないわけ。
  中学まででなく、高校までというのはニュースでもきこえがいいけれど、
  使いづらくなっている。
  
  講師は、これで、扶助費の性質を変えてしまった。
 

つらつら書いたけれど、この一覧表、ぐぐったらあった。
 
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位置情報生活保護世帯の大学支援
ほんとか。
以前は、生活保護世帯の子どもは、高校進学できなかった。
1970年、世の中の高校進学が80%を超えたのを機に、生活保護世帯も高校進学できるようになった。
現在、大学進学が80%を超えたのに、まだ旧来の制度を維持している部分があり、とても大学進学支援とはいえない。
それは、何か。
@生活保護世帯の子どもが大学等の進学を支援するため、一時金制度を創設する。
 自宅から通学は10万円 親元を離れる場合は30万円
A一時金は、生活保護世帯にとって、収入とみなされるので、子どもは世帯分離をする。
 同居していても、世帯は別ということにする。
 すると、大学生分の生活扶助費がその家族にはこなくなる。
 でも、同じ家に住んでいれば、食費など、生活に必要な支出はいままでどおり。
 @の一時金をもらったとしても、実際、学業に使えるお金はどのくらいか、懐疑的だ。
Bというわけで、大学等進学支援というより、世帯分離の廃止見送りととらえるべき。

最後に、内閣府の計算式と文科省の指標の計算式の違い 
内閣府の計算によると、生活保護世帯の大学進学率は、33.1%
しかし、文科省は、20から22%
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なくそう!子どもの貧困。
posted by のんのん at 23:22| こども

昨日の研修…追記


熊本地震のとき、道路が寸断されて、3日間孤立したなんて村だったかな。
そこでは、日ごろから互近所が仲良くて、避難所運営訓練をしていた。
体育館では、町内会別に間仕切りをして、物資はこなくても、
発電機を持ってきたり、精米機を持っては足り、玄米、野菜を焚いて、
炊き出しを1回もかさずに行った。
炊事は、女性などと決まってるところが多いが、たくさんは重労働。
重い物資運びや洗い物は男性の当番。中学生も子どもと遊ぶ当番。
清掃当番、みんながなんかの役割を持った。
トイレの前は、発電機で明るくし、女性優先トイレをつくったり、
避難所生活なのに、みんな楽しくにこにこしていた。

うちは、助けを待つだけの村ではない。
力を合わせ、困難を乗り越える村だ。
なぜなら、みんなここが好きだから。
引っ越してきたら、挨拶回りをするが、
翌日は、ご近所が野菜をもってきたりしてあいさつにくる。
たくさんとれたから野菜を食べるのを手伝ってって。
人にやさしいまち、
住みやすいまち 子どもを育てやすいまち
子どもを預かる町内会もある。
こんなまちだから、人口は少しずつふえているそうな。

さて、あなたはどんなまちに住み続けたいですか。



posted by のんのん at 21:32| 消防・防災