2018年08月01日

沖縄視察A  基地対策  県庁にて


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知事公室基地対策課 調査班 しまぶくろさん 渉外班 古堅さん ふるげんの説明

組織体制
 基地対策課 辺野古以外。尖閣もふくめて
 辺野古新基地問題対策課

日本にある米軍が管理する米軍基地 7割 沖縄
事件 事故が起きたときに、沖縄の問題ではなく、日本の安全保障の問題でしょ。
なかなか伝わらないなー
http://www.pref.okinawa.jp/site/chijiko/kichitai/tyosa/qanda.html
パンフレット Q&A.をつくった 正しい理解を。
第1章 歴史的側面
第2章 米軍基地と地位協定
第3章 基地と経済
第4章 辺野古新基地建設問題
翁長知事
少なくとも普天間を移設するために、辺野古に移転するのやめてほしい
と言っているが、他の基地については、やめてほしいとは、言っていない。
パンフレットを1ページずつみてみよう。

p.3 昭和31年ころから、本土から沖縄への基地集中
昭和47年、それまで、米軍占領下だったものが、日本に返還された。

P.4. 基地ができてから人がきたのではない。
強制隔離して、ひとがいない間に、基地をつくって、あとから戻ってきた住民がしかたなく、基地周辺に住んだ。

P.7. 海兵隊 空軍が沖縄に多い。ほか、陸軍 海軍があり、全部で31施設
宮古 八重山 もあるが、ほんとど本島 中南部に集中 18000ha
平成30年で 70.3%を占める

P.8
普天間第二小学校 米軍へりの窓枠が授業中に落下
基本飛ばないといいつつ、飛んでてそのたびに避難している。

P.10
軍用地の土地の使用者
沖縄は米軍による強制接収もあった。
嘉手納より南は返還するという話だが、跡地利用は、地権者の了解をえなければならない。
返されたあとのまちづくりにも時間がかかる。
国の一括交付金も利用して、県で買取をすすめている。

P.11.
事件や事故について説明はあとで読んでおこう。

P.12
22-6時 運用上の所用のため以外飛ばないといいつつ、飛んでいる。

→サッカー場にしようと思ったらドラム缶がでてきたというから、びっくり

P.15.
日本は、運用の改善とっているが、米軍基地負担軽減にはなっていない。

渉外知事会 地位協定の見直しもとめていた。
米軍基地の問題研究会 h28年から6回。
全国知事会から提言 地位協定見直し 提言
日米地位協定の改定へ特別要望 渉外知事会、米軍犯罪防止を提言
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180731-00291554-okinawat-pol
→これは、画期的。

P.16. 基地と経済の話
基地関連は5% 基地がないと、沖縄経済がなりたたないというものではない。
基地が実際、多くあり、人、土地があるので5%はあってふつう。

P.17. 基地がこれまでかえってきた場合の経済効果
地権者が地元のひとではなく、とうきもくてきのばあいもある
→投資目的で、軍へ貸している土地を買収する人もいるというからびっくり。

P.21
沖縄振興予算 3000万円 内閣府からのほぼすべてを一括計上
ほかの都道府県の予算+上乗せではない。
Cについて 基地があることで、都市計画なども、自治体ですすめるには、特殊事情があるからという意味

P.22
いままで、土地を奪われてきた。普天間は危険
国 辺野古に移設が解決策
県 辺野古にしても、ふたん軽減にはならない。

人が住んでいないところに移したからといって、負担軽減ではない。
北部のヘリパッドでは、騒音ふえている。

地位協定の見直しが必要と県として思っている。
→ 紀子  同感
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国はかえようとおもっていない。
→そうそう。
なんと、沖縄県は、地位協定について、調査した。
日本 韓国 ドイツ イタリア
ドイツとイタリア 敗戦国で日本と比較するため、調査

ドイツ、イタリアは、駐留軍の事故が多く、国として改定した。
→すごいじゃん。沖縄県

日本政府の考え方
日本の国内法は、原則適用しない
ドイツ政府の考え方
ドイツ軍にかかる規制は、米軍も適用
米軍が飛行する場合もドイツが航空管制

日本では、米軍基地に立ち入るとき、パスはない。許可を得る。
ドイツは、周辺自治体の職員には、立ち入り可能

ドイツの基地内には、ドイツの警察官がいる。
各基地に騒音軽減委員会がある。


ドイツ ラムシュタイン基地
半期ごとに離発着の状況報告が 軍から提供される。
静穏時間内に、どんな音を出したかの情報が米軍からでてくる。
地元自治体への対応が丁寧
自治体首長も基地に対することも、温和
事故があっても、ドイツも米軍もはいれた。


イタリアは、
イタリアの航空管制 イタリア軍の許可を得て米軍
たまたま、外来機が事故に、虚偽の報告 軍の裁判で無罪 怒り 事故をきっかけに、訓練、飛行に関する規制が多くなった。
自治体から要望し、イタリア語で司令官が間にはいって話し合い

総括
両国は、事故のあと、地位協定を改定
自国の法律に適用させ、米軍をコントロールしている。

沖縄県の今後について
ドイツ、イタリア以外もしらべていきたい。
 四点以外も調べたい。
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それは、何かというと、
軍属の範囲
刑事裁判権
日米合同委員会の課題
その上で、国民的な議論、見直しの理解をひろめていきたい。

自衛隊について
昭和47年以降
自衛隊基地の所在地図  紫の部分が自衛隊
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めを凝らして探す。あまりにも、米軍基地があちこちにあるのでわからない。

与那国 一昨年配備
宮古 八重島も

那覇空港 共用している
空港 ターミナルの横に広大な芝生部分も自衛隊
その他、高射砲部隊 レーダー パトリオット配備のところがちょこちょこ

平成27. 宮古島 石垣市長 受け入れおおむね了承
県のスタンスは、米軍だけでなく、自衛隊もとあるが、ここは丁寧に慎重に理解をもとめる

工事予定、住民に支障はないのか、自衛隊と米軍の違いは、法律、ものをいう場面もあるという点がある。

米軍に対して、県民は歴史的なものがあり、米軍ありきでものがまわっていたこともあるが、地位協定、米軍には、こちらの要望が通らなかったり。

米軍の人数は、 h24年以降は、何人いるかもわからない。
→これには、びっくり。なのに、おもいやり予算で、住居費も光熱費も。ごみをだせば、地元自治体が処理。
人数を知らせないのなら、おもいやり予算は算出できないというくらい、日本は強気にいえばいいのに。

地位協定は、ブラックボックス
posted by のんのん at 23:34| オスプレイ

沖縄視察B 県庁にて 沖縄の観光 跡地利用の視点


沖縄の観光 跡地利用の視点からもレクチャを受けた。
沖縄振興の起点
本土の格差是正
法律の補助
酒税を安く
道路、社会インフラで、公共工事をし、格差はなくなった。
2002年から開発や格差は一定政策を終え、自立的経済に力を入れた10年計画とした。

米軍が駐留している軍用地を地図みながら説明

広域構想 一体的に跡地利用の構想を6市町村と決めてきた。

企画企画調整課 篠田さん 経済波及効果
昭和に返還されたものをベースに今後を試算した。
那覇新都心地区
小緑金城地区
桑江・北前地区

今後、返還予定
キャンプ桑江
キャンプ瑞慶覧ずけらん
普天間飛行場
牧港ほきゅうちく 道路拡幅
那覇港湾施設


観光スポーツ部 仲里さん 渡久地さん
入域観光客数と観光収入の推移
ここ5年間の推移おふえている。外国人がふえた。
H29年度は、どの月も70万人超え

海外の 8割が東アジアから。
三人にひとりが外国人を目標に

日本人の6割は、まだ沖縄にいったことがない。
しかし、リピーター率高い
新規顧客もめざしている。
那覇空港、もう一本、滑走路増設中
クルーズ利用 観光 ふえている。
那覇港 宮古島 本部港 岸壁、ターミナル
整備しているクルーズ船社が港を整備

第5次沖縄県観光振興基本計画を作成中
posted by のんのん at 23:35| まちづくり

沖縄視察C 宜野湾市にて


子供の貧困について 宜野湾市を訪ねる
宜野湾市 ニーズ調査中 年度後半から政策 策定予定

なんと、子どもの貧困に対する統計を毎年どんと作っていた。

1-11.
 支援員の配置 4中学校圏域 各1人
 庁内で、相談員を配置している課は、中学校圏域にそれぞれ配置している。
 だから、ケース会議も
 地域の情報共有も学校で子供の事例を協議。

学校と連携 スムーズ

子どもの貧困に対する支援協議会の 要綱
年に2回
全体会議
実務者会議
支援者連絡会議
などがある。

子供の居場所づくり
@市直営 2か所 自治会にアンケートをし、市の予算 スタッフ謝礼 自治会への賃貸
要綱は別
ANpo. 2か所 公募 補助金 月額 5万円

子どもの居場所づくりは、
週二回 週一回のところといろいろ
対象年齢 18才まで、おとなの利用もok

実際の利用者は、保育園から中学生まで
Npoは、もっと上の子供もきている。

信頼できるおとながいることが大事。
工場見学など、ショッピングモールなど、キャリア見学も。

就学援助 低い
保護率 高いが、就学援助を受ける人が少ない。その対策に力をそそいだ。県での説明と連動している。
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子育て支援課に、保育所関係の入所事務今年度から幼稚園も福祉部に。今年度から移行。
家庭訪問の際に、就学援助のお知らせをする。
前年度で手続きをし、その年が始まるときから運用。

居場所も地域に開かれてきて、とくに支援が必要な子供が見えてきている。



今年度で居場所づくり三年目。
徐々に支援が必要な子どもがいるんだということが認知されてきた。
地域の支援体制もでてきた。

子どもを見守る眼を地域に来広げていく。居場所づくりが地域づくりにつながっているのでは。

口腔崩壊については、取り組んでいなかったが、歯磨き指導については、
 就学前 一歳半 2歳 3歳 8-15.
 就学後 食後の歯磨き指導は教育の一環
 中学生には、そういえば、してなかったなー。
posted by のんのん at 23:35| こども

沖縄視察D ライカムにて


ライカムは、基地のゴルフ場の跡地利用にできたイオンだ。
沖縄県のモノレールを設置したり、基地の跡地利用で那覇新都心をつくったり、
あちこちの沖縄県内の基地の跡地利用に、内閣府のプロジェクト・マネージャーをあちこちしている方、現在は恩納村のプロジェクト・マネージャーで、北中城村役場 政策参与 さらに
二つの大学の非常勤講師でもある。高嶺さんにライカムを案内してもらった。

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平日に25000人 休日40000から50000人の来場。
リゾート型モールは、全国でここだけ 40000坪 
総工費用 300億円

跡地利用はイオンだけでなく、病院も。11月には、村民体育館とスポーツジムもオープン。
もしも返還されたゴルフ場をそのまま利用だと、年間5億円の維持管理費だから、跡地利用としては、採算がとれない。(それまでの維持管理費って、だれが払ってたんだろう。もしかして、おもいやり予算?)
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イオンに水族館

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映画館には、この壁面。造花ではない。実際にここで育てている。
高嶺さんとツーショット。

どんな植物を植えているかはこれ。
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米軍基地の跡地利用は、掘り返すことから始まる。4000発も見つかった。何がだろう。聴きそびれた。
機関銃の…とも話していた。
ゴミをもやすという習慣がなく、なんでもドラム缶に入れて、埋めているので、とにかく、しっかり掘り返すということから始まる。

跡地利用をいろいろ手掛けてて、どんなことに気をつけているのか、聴いた。
まず、その土地の歴史をじっくり調べる。そこから、その土地ならではの文化もみつける。
大切に残したいもの、引き継ぎたいものをみつける。
開発をするには、近隣市町村にも意見を聞く。
地権者とも話し合うという。

ライカムは、防災の拠点ともなる。
おおきな備蓄倉庫。
新しくできる体育館は避難所。
基地跡地にできた病院には、ヘリポートもある。
地元企業の参入で、停電しても、3日間は、液化天然ガスで電気がまかなえる。
透析患者にも対応できる。
周囲をみていて、
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ライカムのとなりの跡地利用は、住宅地だ。3000戸をつくる予定。
高いのは、マンションです。と説明を受けた。
ん? そんなに居住するになら、学校がいるんじゃない?
考えてる?
ないです。
高嶺さんを紹介してくれた北中城村の村議にきく
こまるでしょ。人口増に対応しなくちゃ。(やさしくききましたよ)
はい、心配している。(課題は認識されていました)
んー。
(木更津の真舟小学校、新設してもあふれてて、八幡台小も増え続けてて、とても身近な問題に感じたので、思わず聞いてしまった)

とても、貴重なお話しをきくことができた。


posted by のんのん at 23:37| まちづくり

2018年08月02日

沖縄視察 3日目 不屈館に


アメリカ軍が最も恐れた男 その名は亀次郎
http://www.kamejiro.ayapro.ne.jp/

不屈館では、この映画のDVDを観ました。
やはり、心をふるい動かすものがあります。
本棚には、たくさんの本が。
難しそうな本だけれど、それらを精通していたからこそ、占領下に民主主義を貫くための問題点を明確にできたのだろう。
おかしいことは、おかしいと多くの人に伝え、共感を得たからこそ、それが本質だからこそ、時を超えても心をふるい動かせるのだろう。
また、今日もうるっときた日だった。
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飛行機は台風の影響で、1時間以上遅れました。
木更津に帰ってきたら、あつーーーーーっい。
posted by のんのん at 22:15| 平和