2019年03月16日

2019年度予算にPCB廃棄物処理事業費 2473万円が計上されるまでに何があったか


市民からの問い合わせで、市内の小中学校で、PCB廃棄物を保管している学校の視察ラリーをし、
千葉県に毎年提出する報告を縦覧し、実態を浮き彫りにし、2013年 2015年 2018年と議会で継続して質問してきた。今日は、地道かな活動から、予算計上に至ったのでここに経緯をまとめてみた。
2013年(平成25年)12月議会では、適正な保管状況なのか、質問していた。
木更津市は、一括保管せずに、廃棄となった建物のある敷地内にずっと保管していた。
法律で、勝手に移動したり、廃棄は禁止されているので、それを粛々と守っていたのだが、
千葉県に毎年提出する報告をみると、そのような行政は少なく、行政で一括保管し、管理を徹底していた。
田中は、木更津市内の学校をラリーし、PCB廃棄物の管理が不十分であることを議会で明らかにした。

一例を紹介するが、すでに対応済みであることを申し添えておく。
学校の改修などで、廃棄物になって保管していたものの、管理は教育委員会で学校の現場はだんだん、教師は転勤して、このドラム缶がPCB廃棄物だということも知らなかったり。
7669岩根小.JPG


地震がきたら、倒れて漏れるのではという不安定な場所。
7679高柳小.JPG


体育用具などが保管してあるその奥に
7682西清小.JPG
7680西清小.jpg


かと思えば、地震がきても倒れないよう、きちんと括り付けてあったり。
7686三中.JPG

とにかく、管理の徹底を求めた。その後、浸水の恐れのある学校での保管をやめ、クリーンセンターに集約するようになった。
2015年3月議会でも、その後の対応について、質問していた。
2013(平成25)年度の12月議会で、PCB廃棄物の処理費用が、そのときの時点で4億4,000万円との答弁だった。市役所解体や中郷小の解体、公共施設のこれからの更新問題などで今後も増えると思う。保管し続けるだけでなく、計画的な処分費用の確保も計画的にするよう、問題提起をしていた。
だから、今回の予算は、ほんの一部の処理費用であるが、進み始めたということだ。

2018(平成30)年6月議会では、平成28年にPCB特別措置法が一部改正され、処分期間等が変更になったため、改めて、公共施設のPCB廃棄物の保管と処理について、質問していた。
当時、使った資料はこれ。
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以前より、保管状況はよくなった。
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県内でも、木更津市は、高濃度廃棄物の保管場所が一番多い状況。個数もダントツに多い.

こちらをみれば、一目瞭然。
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では、木更津市内のどこに、どんな濃度の廃棄物が保管されているのか。
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濃度不明で保管しているものが多く、今後、どう処理していくのか、議会で質問したのだった。
◆今後の対応は?
PCB廃棄物は処分期限が定められており、高濃度と判定されたPCB廃棄物のうち、変圧器やコンデンサーなどの重量分は、2022(平成34)年3月31日まで、その他の安定器などは2023(平成35)年3月31日まで、低濃度PCB廃棄物は、2027(平成39)年3月31日までに処分を行う必要がある。
そのため、濃度判定の必要があるので、電気機器等の銘板の確認や、必要に応じて分析試験等を実施したうえで、濃度を判別し、期限までに処理するよう考えている。

◆庁舎内で一元的に管理する所管課が必要では?
今後、処分に向けて事務の効率化、経費の節減や一元的 対応を行うために、早期に、施設管理担当課と協議を重ね、組織体制を確立する。

これが、2018年6月議会での質疑だった。
そして、2019年度予算がついた。先日の予算審査特別委員会での説明は
処分を予約していたもの、20台を処分。
コンデンサー、トランス 20台 のこり52台
学校にあるものは、岩根中、二中 三中 清見台小 の4校の処分

さて、さきほどの表をもう一度みてみよう。
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まだまだ、保管状況、計画的な処分状況は適切か時々、チェックしなくては。
posted by のんのん at 23:18| 環境