2019年10月10日

おとなの学校 知らないことを知る


歴史を学んでいるのに、なんか、今の政治、世の中に通じるものがある。
歴史から未来が見える。

今日は、「日露戦争後のアジアと日本」だった。

日本政府は、「日韓議定書」により、韓国を保護国とした。
これは、保護するとは、良いように聴こえるが実は違う。
韓国の外交権を奪い、日本の外務省を通じて他国と交渉することになった。

対韓施設綱領、これは、10904年5月31日に閣議決定した方針。
いわゆる朝鮮植民地経営のマスタープラン。
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軍事 戦争終了後の日本軍の韓国常駐、軍用地収用。
外交 韓国が他国と外交する場合は、事前に日本に承認してもらってからにする。
財政 日本が財務の実権を掌握
交通 軍事的観点から、鉄道の敷設権を獲得
通信 韓国も郵便はすでにあったものの、日本政府が郵便電信、電話事業の管理する。
産業 韓国での日本人の土地所有権、用地権、森林伐採権、鉱山採掘権、漁業獲得権取得で産業開発

んー。これって、なんか、現在の日米地位協定になんか似てる。
どこが?って
軍事 米軍が駐留。
外交 米国のいいなり 
   新しいものを作りたいから、あまりもののオスプレイ、全部買え。
   駐機場も決まってないけれど、買います。
   イージスアショアも、F…
財政 防衛費だけ、青空天井、値切ることもしないし、あきらめることもしない。
   まだ、完成していないものも、予約する始末。アメリカの言い値で買うことになる。
   アメリカにとって、日本はいいカモ。

韓国の皇帝は、こんな理不尽な日本の保護国だなんて、独立国家でなくなるので、拒んだけれど、伊藤博文は強引に第二次日韓協約を調印された。
そのことは、海野福寿「韓国併合」の著書より詳しく紹介してくれた。

伊藤博文を暗殺した安重根が暗殺した15の理由を掲げている。
韓国では、安重根をたたえていて、その記念館もあるという。
韓国では、現在の日本と過去の日本を区別しているという。
過去の日本のことを「日帝」と言うそうな。

講師は、「柳宗悦の朝鮮観」を「朝鮮人を想う」柳宗悦著を紹介した。
その勢いが衰えた時、その位置を奪ったのは、日本であった。朝鮮は唯時の流れと共に移りゆく暴君を迎えたのみであった。彼らは次第に疲労して衰退する境遇を余儀なくされた。先ず彼らから奪ったものは軍隊であり、吾々から送ったものが彼らのではない吾々の軍隊であった。さらに自律する彼らの精神を認めない事によって、唯日本に適する道徳と教育とを与えた。一言でいえば彼らの自由と独立とを奪った。

日本は韓国に、学校をたくさん作ったというと、聴こえはいい。
しかし、そこでは、日本に適する道徳と教育、つまり、教育勅語と天皇を学ばせたのである。
と講師は話す。なるほど。

話しは、ちょっとそれ、天皇制になる。
令和になり、今の天皇は、何代目か。
突然の質問に、え? わからない。

1920年 大正9年「尋常小学国史」では、明治天皇は121代
ところが、
1934年 昭和9年「尋常小学国史」では、明治天皇は122代
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え? 大正時代までカウントされていない天皇がいたことになる。

その方は、長慶天皇。
宮内庁の天皇系図で、みてみると
http://www.kunaicho.go.jp/about/kosei/keizu.html
あっ、あったー。

どんな人だったのか、ググってみた。詳しく書いてあった。
https://japanknowledge.com/introduction/keyword.html?i=1098
南朝第三代の天皇。晩年出家して覚理と号したらしく…。

え? 出家? そうなんですか。

というわけで、
明治天皇は122代
大正天皇は123代
昭和天皇は124代
平成天皇は125代
現在の天皇は126代です。

来月11月第二木曜日の大人の学校のテーマは
「内に立憲主義、外に帝国主義」
  
posted by のんのん at 21:01| 議員・議会