あるニュースをみて、ドイツに視察に行ったときのことを思い出した。
2012年1月25日のブログ末尾に、こんなことを田中は書いていた。
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http://tanaka-noriko.sblo.jp/article/53290501.html
各氏とも2000年にできた代替エネルギー優先法が分岐点のように話す。
連邦政府のこの決定は、原発で作られた電力の不買運動だったと私は思った。
単に環境問題としていやだというだけでなく、代替のエネルギーを使える環境づくりも整え、その代替のエネルギーを使いたい人をふやした。
原発要らない=電気を使うな
ではなく、エネルギーシフトできる環境づくりを個人、行政、産業、あらゆるところで行うことなんだなーとつくづく思った1日でした。
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今日ニュースをみて、木更津市の駅前でずっと思っていることがあることを今日はここに書くことにする。
木更津駅には、西口にも東口にもバスがある。
東口は、ロータリーが狭く長く駐車してしているバスはないが、西口は駐車しているバスが何台もある。
千葉県条例を調べてみた。
千葉県環境保全条例第56条の6
この3つ以外は、アイドリング・ストップの義務がある。
・信号待ち・交通渋滞・人の乗り降りで停車する場合
・貨物の冷蔵装置等の動力として使用する場合
・緊急自動車を緊急用務で使用する場合
千葉県のHPには、
千葉県条例では、運転者に自動車を駐車又は停車するときのエンジン停止を義務付けています。
アイドリング・ストップは、大気汚染の改善、騒音の低減及び地球温暖化の防止だけでなく、燃料の節約にもつながります。
きれいな地球を未来に残すため、アイドリング・ストップにご協力をお願いします。アイドリング・ストップをしましょう。
とある。
そして、こんなことは、やめるよう啓発している。
●運転者が車から離れているとき
●荷物の積み下ろしのとき
●駅などで客待ち、人待ちのとき
●スーパー・コンビニなどで買い物のとき
●サービスエリアなどで休憩するとき
さて、木更津駅前を条例に照らし合わせてチェックしてみよう。
チェック1
事業者が管理する自動車の運転者にアイドリング・ストップをするよう指導しているか。
→路線バスには、大きくアイドリング・ストップのステッカーが貼ってある。
→タクシーはどうだろうか。
チェック2
収容能力20台以上又は面積500平方メートル以上の駐車場の設置者及び管理者は、駐車場の利用者がアイドリング・ストップをするよう、看板の掲示等により周知しているか。
→木更津駅西口のロータリーの面積は、何uなんだろう。500uを超えていたら、管理者、たぶん、木更津市が、看板設置などで周知が必要となる。
チェック3
千葉県環境保全条例の (調査の請求)については、
第六十条 公害を受け、又は受けるおそれのある者は、規則で定めるところにより、知事にその状況等についての調査の請求をすることができる。
2 知事は、前項の規定による調査の請求があったときは、その状況等を調査し、その結果を当該請求をした者に通知するものとする。
おおげさになるかもしれないけれど、こんなこともできるんだね。
チェック4
木更津駅西口の路線バス、高速バスなんだけれど、
アイドリング・ストップとステッカーを貼っていながら、「回送」の表示を出して、どうどうとアイドリングをしている。夏も冬も。
赤字路線は、市から補助金も出しているけれど、このアイドリングによる燃料費、節約したらと思う。
一年間でどのくらい排出量を減らすことができるだろうか。
バス会社、がんばってー。タクシー業者も。
チェック5
私たちも努力が必要である。夫と15.6年ほど前に、勤続〇〇年記念でドイツに旅行へ行った。
そのとき、観光地を巡る際、バスは、全くアイドリングをしないので、エアコンが効かない。
ガイドさんが、環境保全でドイツは厳しいんですよと、といわれ、そっかーこのバスの中の暑さを出発するまで耐えることも、環境保全なんだとと思ったものである。
できるか。みんなで少しずつできることをしよう。
というわけで、
今日、気になったニュースはこれ。箇条書きにしてみた。
温室効果ガス排出量、昨年は過去最高=国連環境計画 2019年11月26日(火)18時25分



上昇幅を2度とする場合は年2.7%の削減が必要
