2020年07月13日

大人の学校「教科書で学ぶ 近代史」三光作戦とは


7月9日に、大人の学校を開催したことを報告。
いつも講師は、元高校教師の栗原克榮先生。
今月のテーマは「日中戦争と国家総動員体制」

1937年にタイムスリップ。
7月7日 盧溝橋事件 日中衝突
8月   第二次上海事変  全面戦争に突入
  15日 海軍航空隊(木更津航空隊も)による南京海洋爆撃 
      中国都市の無差別攻撃 
12月   南京大虐殺事件 日本軍は、中国人を大量虐殺 

教科書では、最近、南京大虐殺とは言わず、南京事件と言ったりする。
と、講師。
そういって、H20年度当時、
木更津高校で教員をしていたときの教科書には、
こう書いています。資料1をご覧ください。

(前略)一撃で中国は屈服するであろうという日本の予想に反し,抗日民族統一戦線を結成した中国の抵抗は強力であった。日本は大軍を投入し,12月,国民政府の首都南京を占領した。

そのさい,日本軍は投降兵・捕虜をはじめ中国人多数を殺害し,略奪・放火・暴行をおこない,南京大虐殺として国際的な非難をあびた。死者の数は戦闘員を含めて,占領前後の数週間で少なくとも10数万人に達したと推定される。…

しっかり書かれている。
歴史を美化せず、ありのままに知る、伝えることは、
国際社会で生き抜くうえで、知っておかなければならないことである。

さてさて、8月15日は、木更津航空隊も長崎県の大村に飛行機は飛び、
そこから、南京を空爆しに出動している。

南京攻略戦を指揮した第16師団長・中島今朝吾中将の日記(1937年12月13日)も紹介された。

タイムスリップは1938年に。
1月   近衛声明 .「(蒋介石の)国民政府を相手にせず」との声明=自ら和平の機会を断ち切る
2月(〜1944.12月)重慶爆撃
11月  第一次近衛文麿内閣 
戦争は、長期戦の泥沼化 日本軍は、都市と鉄道の支配

泥沼化打開のためのさらなる悪循環
@ 広大な占領地→膨大な兵力投入→日本軍の質的低下→生物化学兵器の使用

A 日本軍の「現地調達」「自活」方針→略奪・虐殺の悪循環→三光作戦

B 各地で繰り返された虐殺・虐待・略奪・性暴力→戦争が語られない最大の要因

C 軍事的決め手なし→戦略爆撃(重慶などへの無差別爆撃)


「南京事件と三光作戦」カッパブックスの本を講師は紹介した。
三光作戦とは
『三光ー焼きつくし、殺しつくし、奪いつくす』

南京事件はあったのか、なかったのかという論争がある中、
自分たちが犯した三光作戦の体験を告白し、歴史事実を国民に知らせようと
活動の証の本である。

事実を知るため、読んでみたいと思う反面、
パンドラの箱を開けてしまうような複雑な気持ちになった。

それにしても、こんな時代には、二度とタイムスリップしないでと思った大人の学校だった。
教科書問題を改めて、歴史から見つめた時間でもあった。

 
posted by のんのん at 22:34| 平和