2021年01月04日
「やったね。やったよ。お前は男だ」に違和感をもつわけ
駒沢大の駅伝の優勝報道に違和感を覚えます。
その前に、
創価大学の躍進、来年もまたワクワクさせてください。
来年の躍進まで期待されちゃ、プレッシャーかもしれないけれど、
監督は、総合2位で目標は達成されたって言ってましたね。
このまま、自信をもって走り続けてくださいね。
駒澤大学のみなさん、大逆転での優勝、おめでとうございます。
アンカーの石川拓慎さんは、拓大紅陵出身なんですね。
最後まであきらめずに走り続けましたね。
お見事でした。
さて、
駒沢大の駅伝の優勝報道に違和感を覚えたわけ
テレビでと
インターネット配信の活字のニュースでは、取り上げ方が違いました。
監督のゲキを飛ばしたときにスイッチがはいった。
テレビでは、「やったね。やったよ。お前は男だ」を強調していました。
インターネット配信のニュースでは、その言葉は書いていません。
子育てをする際、ころんで泣いているとき、
「男の子でしょ。泣かない」と言いましたか。
「男の子なのに」
「男の子のくせに」
これらは、男の子はこうあるべきと押し付けた子育てです。
子育てをする際、ころんで泣いているとき、
「泣きたいくらい痛いのかな。けがしてないかな。泣き終わったら、教えてね」
「悔しくて泣いてるのかな。それとも、びっくりしてかな」
さて、子育て中に、がんばったことができたとき、
「やったね。やったよ。お前は男だ」と言葉がけをしたとします。
成功したから誉められた。成功したから男。
よく「やればできる」といいます。一見、子どもを応援しているように思います。
でも、「やらないあなたが悪い」というメッセージも同時に出していることになるよと
以前、教えてもらったことがあります。
なるほどと思いました。
「やったらできた」できたことをほめる。そうすると、
それまでの努力もほめることになる。結果より、経過も重視。
監督の「やったね。やったよ」のあとに、
「お前は男だ」の言葉。これは違和感を覚えました。
「やり遂げたから男だ」と裏メッセージが私には聞こえました。
勝利はたたえたいのですが、この言葉、子育て中の方には、
使ってほしくない言葉なので、ここに書き留めました。
そうそう、私、母から「あなたには、おねえさんとは言わない」と言われました。
一度も、「おねえちゃん」と呼ばれることはなく、名前で呼ばれました。
お姉ちゃんらしくないから、認めてもらえないのかなと思ってましたが、
私は、お姉ちゃんである前に、私だったのです。
これは、よかったと思ってます。
だから、私は、自分の子どもたちにも、
おねえちゃんとか、お兄ちゃんとか一度も呼んだことがありません。
posted by のんのん at 20:46| 男女共同参画