2021年03月07日
こんなふうに、調べて質問を考えます
3月議会では、令和3年度の予算も審査する。
私もその審査をする委員会の一員だ。
昨年の「令和元年度決算」のときは傍聴席だった。
もっと突っ込んで聞いてよと思う部分は休憩のたびに廊下を走り、
職員に聞き取り、小冊子にまとめた。
今回は、委員会の一員だ。傍聴席から
もっと突っ込め、甘いと言われることがないよう、しっかり審査を
するよう、質問をまとめておかなくちゃ。
1月からずっと聞き取りをして、調べているけれど、
質問原稿にとりまとめたのは
まだ、用意した質問は13案件のみ。
昨夜は、木更津市の歳入を調べていた。
というのも、
予算の概要 の本市の財政の見通しによると、
令和3年度当初予算における歳入については、新型コロナウイルス感染症拡大の影響などにより市民税、固定資産税が減収となり、市税全体では前年度と比較して7 億7,803 万円の減収となっている。
とある。
ほんとうだろうか。
市民税、固定資産税は、市税に含まれる。
市税の内訳
市民税(個人)
市民税(法人)
固定資産税
固定資産税(国有資産等所在市町村交付金)"
軽自動車税(環境性能割)
軽自動車税(種類別)
市たばこ税
入湯税
都市計画税
どんな人たちが困って、
税を納められないのだろうか。
その人達が困らないような
コロナ対策の事業展開になっているのだろうか。
というところに、いきつくまでに、
事前に出された予算の膨大な資料から自分で加工してグラフをつくってみる。
数が苦手な私。
エクセルに入力さえすれば、
簡単にグラフ化できる。
そのグラフから、気づきをもらって、質問を考える。
昨夜作ったのは、これ。
まず、木更津市の歳入の当初予算はどんなふうなのか。
田中の感想
細かなものはここでしっかりみません。
あー、総額がだんだん増えてる。
次に、それぞれの項目をみます。
令和3年度の当初予算が、令和2年度の当初予算と比べて、
なにが増えたのか、なにが減ったのか。
たしかに、市税は令和2年度の当初予算と比べたら、約8億円の市税減収
地方交付税も県支出金も減っているものの、国庫支出金(国からくるお金)は増収。
よくみると、地方特例交付金が増えている。
これで、地方交付税(財政力が一人前でない自治体に国からくるお金)が目減りした分
補っている形。
ん? ところで、市民税、固定資産税が減収って、
結局、市税のくくりでみても、それはわからない。
それに、
令和2年度の当初予算は、コロナ禍がこんなに
たいへんなことになる前に立てたのだから、
台風被害の復旧で挽回気分の上向き令和2年度予算と
比較して、市税全体では前年度と比較して7 億7,803 万円の減収と言われてもなー。
市税全体の減収の実態が見えない。
ちなみに、公表されている令和元年度決算(台風災害の復旧費用が多かった年)と
令和3年度を見比べてみる。
ほらね。
全く違うでしょ。
というわけで、
令和3年度当初予算における歳入については、新型コロナウイルス感染症拡大の影響などにより市民税、固定資産税が減収となり、市税全体では前年度と比較して7 億7,803 万円の減収となっている。
令和2年度の市民税と固定資産税の決算見込みはいくらとして
計算したのか。
そこをみないと、実際に、市税がどのくらい減収なのか、見えないというわけ。
市民税を決算見込みと令和3年度予算で比べると、約6億円の減収。
固定資産税の決算見込みが事前にもらっている資料からでは読み取れない。
市税の内訳 を再録。
市民税(個人)
市民税(法人)
固定資産税
固定資産税(国有資産等所在市町村交付金)"
軽自動車税(環境性能割)
軽自動車税(種類別)
市たばこ税
入湯税
都市計画税
令和2年度決算見込みを1とすると、
過去の決算(これまでの実績)と令和3年度の予算を比較してみる
固定資産税と都市計画税は、事前にもらえた資料からわからなかったので
掲載していない。
これをみると、入湯税が年々減ってたのに、令和3年度
入湯税だけ、
v字回復すると見込んだ予算っていうことがわかるでしょ。
というわけで、その根拠も質問しようかしら。
と思ったのでした。
posted by のんのん at 21:21| 財政