2021年03月17日
生活保護申請の壁 扶養照会 これまでとこれから
予算審査特別委員会、二日目。
10時から始まり、なんと、終わったのは、17:50
用意した質問のテーマは、14
それぞれに一問一答をした。おもしろいのは、
それを終えたあと、他の議員も「関連」といって、
追加で質問することだ。
質疑をきいてて、さらに不明な点を明らかにしていく。
一般質問は、自分と職員のやりとりだけだが、
予算審査特別委員会は違う、ちょっとしたチーム感覚がある。
さて、今日の質疑から1つここで報告しておこう。
(2020年12月議会質問でつかった資料をもとに)
コロナ禍で、生活が困窮している人がいても、
生活保護世帯は、令和元年度が1365世帯、令和
2年度10月末で1371世帯と微増でした。
生活保護の申請は、国民の権利です。
と厚生労働省は、いうものの、
生活保護を申請することを拒む人が多く、
その要因の1つが扶養照会でした。
木更津市では、面会、電話等による聞き取りや、
文書照会により
扶養の可能性を調査した扶養義務者数は、
平成29年度 455人
平成30年度313人
令和元年度361人に行ってきました。
(これは事前に資料請求をして得た情報)
木更津市は、この扶養照会を
これまで、原則、直系血族、兄弟姉妹に行ってきました。
厚生労働省は、令和3年2月26日に、
扶養義務履行が期待できない者の判断基準の留意点等に
ついて事務連絡を通知しました。
それによると、
申請者の精神的な負担も軽減され、
職員にとっても扶養照会の事務が軽減されると
想定しますが、いかがですか。
回答
「扶養義務履行が期待できない者」の説明があった。
@ 当該扶養義務者が被保護者、社会福祉施設入所者、
長期入院患者、主たる生計維持者ではない非稼働者
(いわゆる専業主婦・主夫等)未成年者、
概ね 70 歳以上の高齢者など
A 要保護者の生活歴等から 特別な事情があり明らかに扶養ができない
例えば、借金を重ねている、縁が切られているなど関係不良の場合
10年程度音信不通であるなど交流が断絶していると判断される場合
B 当該扶養義務者に対し扶養を求めることにより明らかに要保護者の自
立を阻害することになると認められる者( 夫の暴力から逃れてきた母子、
虐待等の経緯がある者 等)
以上のことから、扶養照会は必要とは思うものの、
当事者の精神的な負担軽減、また、職員の負担も軽減されると考える。
生活保護申請をした場合、これまで、年間350人以上に扶養できるか、
調査していたわけですが、実際、扶養しましょうと認めた方は年間
どのくらいいたのか、正確な数字でなくて結構です。一桁か、それとも
二桁か、三桁か。
回答 一桁です。
事務量が減れば、これからは時間外勤務も軽減できたり、
申請から、決定までの時間も短縮され、それを
どのように仕事に活かしますか。
回答 負担軽減した分、当事者に寄り添った業務を行いたい。
posted by のんのん at 20:42| 福祉