2021年03月27日

自衛隊の災害派遣


今日は、こども食堂かずさやのオープンイベント。
盛大な企画でびっくりなんだけれど、
いろんなかたちの子ども食堂があるなーと思いました。
お誘いを受け、行ってきました。
木更津で5つめの子ども食堂の誕生となります。

さて、その盛大な企画イベントには、
企業や団体の協賛などの支援があってなのですが、
木更津在住のシンガーソングライターの松本かなさんの
歌が心に響いた。最後はウルウル。心が洗われました。
ありがとう。
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次に、企画者の同級生つながりで、
24年しは 陸上自衛隊 第1ヘリコプター団長 で
、その後、仙台
熊本、大阪と異動し、
現在 陸上自衛隊教育訓練研究本部の本部長の
田中重伸さんの講演でした。
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どんなお話をするのかと思いましたが、平和を守るという視点で
ご自身の経験談でした。
それも、異動先で、災害に見舞われ、災害派遣する話は、
実体験だったので、じっくり聞きました。
自衛隊ではなくて、災害救助隊と名前を変えても、
かまわないほどもプロフェショナルでした。

なんといっても、災害の初動体制は、どんな組織や制度でもない。
普段日常の人と人とのつながり、ヒューマンネットワークである。と。

阿蘇の地震で道路が寸断されたときに、
行政機関に知り合いがいて日頃、連絡を取っていたので、
どの道路が通れるのか、寸断されているのか、聞き取り、
迅速に物資や人を現地に入れることができたということです。

また、ご自身、ヘリコプターを操縦できるので、偵察もご自身で行い、
見事に断層に沿って、屋根にブルーシートを張っていた。と。

大阪の北部地震の話もあった。

すばやい動きのポイント。
災害派遣がうまくいくかどうかは、自治体次第。
県との連絡がかりは、災害がおきたら、水トレーを車で引っ張って行け。
災害派遣でいくのではないので、水はもっていけないというから、
自分の飲み水だから持っていけと言ったそうです。

大阪北部地震の時は、現地に19分で着いた。
案の定、インフラがやられても、交通渋滞で、水を取りに戻ることはできず、
はじめから持っていっていたから役にたった。

自衛隊のお風呂、災害のとき、特に3日目かから要望がある。
喜ばれるが、自衛隊は、災害用に持ち合わせていない。
隊員のものであり、たくさん用意しようと思うと、全国からかき集めなくてはいけない。
みなさん、自衛隊は、災害用のお風呂はないんですよ。って。
ありがたやありがたや。


広島、岡山の集中豪雨の時は、近畿の管轄で、災害派遣は短期間で終わり、
ほっとしていたら、夜中に電話があり、となりの管轄である
岡山に急遽入ってほしいという連絡がきた。
1日偵察にし、翌日朝7時には、すでに現地で対応準備完了だった。

自治体に希望をきいたら、なんと、道路に並んだ水につかった家財道具、
災害がれきの撤去だった。
人命救助と違って、災害がれきの撤去、
ちょっと戸惑いがあっものの、自衛隊の重機をもってきて、
きれいに片づけたところ
住民から、
「朝起きたら、がれきの山でこれをどうしようかと思った。
きれいにしてくれて、これから生きていこうと思った」という言葉をもらい、
直接的な人命救助ではなかったものの、これでいいのかと思ったという話。

そして、現在の陸上自衛隊教育訓練研究本部の話。
統合…陸海空
共同…日米
それぞれ訓練がある。
この研究本部、
どんな訓練をしたらいいかとか決めるところなんだけれど、
なにより、びっくりしたのは、
訓練評価支援隊がある。
北海道にあるんだけれど、九州で訓練があるというと、そちらへ行く。
どんな風に隊員が動いたのか、チェックし、
部隊指揮官に渡す。
訓練自体を評価し、次に生かす。
すごい、PDCAだ。
これを徹底的にデータを蓄積してるんですって。

というわけで、今日は、ひょんなことで、
なかなか知り得ない貴重なお話を聴いたのでした。
posted by のんのん at 21:53| 日記