日々の暮らしの中で感じたこと、思ったことを書きます。
2021年06月23日
表面
「子育て応援ミールポイント事業」の記事。
そっくり、議案第54号 補正予算の反対討論に使いました。
裏面
田中のりこは 3つのテーマ(生活保護・オスプレイ・5G)を質問しました
生活保護行政については
整備中の米海兵隊オスプレイについて
5G(第5世代移動通信システム)について
コロナウイルス感染症ワクチン 接種券 発送スケジュール
オンラインで出前講座「木更津市がSDGsに取り組むワケ」
発行 小冊子 令和3年度の予算審査
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2021年6月議会速報.pdf
posted by のんのん at 21:58|
議会速報・通信
昨夜、複数のパターンの議会速報の版下を用意していた。
修正動議をM議員が出すことがわかった。
なんか、初めてのような。
(私の在職中、委員会での修正動議はあったが、
本会議での修正動議はなかった)
ドキドキ。
いつのタイミングでいうんだろう。
耳をそばたてていた。
委員会での審議の報告。
請願1号は、委員会では不採択。
議長がM議員を指名する。M議員が手をあげたのか。
私の後ろの席なのでわからない。
ドキドキ。
請願1号の修正動議を出します。
ごみ問題が地域の身近な課題であること、
水の大切さ、
水やごみ問題は、みなで力ををあわせなければ解決できない。
不採択ではなく、趣旨採択とする修正動議!
あつく語る。
趣旨採択をするかどうかをはかっていいか議長がといかける。
ちょっと間があった。
あわてて、
賛成 と私、発言。
では、お諮りします。
趣旨採択に賛成の方はご起立ください。
議長が数える間、しばらくたっていた。
(のちにきいたら、9人だったそうな)
残念ながら、人数がたりず、修正動議にはならなかった。
がっかりする間もなく、
議長は、それでは、討論にはいります。
まずは、反対者の討論。
うわーーーーー。
賛成討論を2つ。
反対討論を2つ用意していた。
ちょっちょっと、どっち。あー。わからない。
請願1号は、賛成討論を用意していた。
なにに対して、賛成なのか。反対のなのかがわからなくなってしまった。
請願1号の原案に対してなのか。
それとも、委員会で不採択としたことに対して賛成なのか反対なのか。
隣のT議員に尋ねると、
請願第1号の原案に対して賛成討論でやればいいとアドバイスしてもらった。
よし、
この戸惑っていた間、議場では賛成者の討論、反対者の討論が進んでいた。
議長が「賛成者」と呼びかける。
手を挙げた。
1つめの賛成討論 議案第63号 補正予算 生活困窮者への給付金の支援について
2つめの賛成討論 請願第1号 産業廃棄物最終処分場「君津環境整備センター」第一期処分場漏洩事故の改善を求める請願書について
これは、委員会のときの賛成討論(ブログ6/17)に次の2点をプラスして訴えました。
・ちょうど、2年前です。ふるさとの水を守る会の方を講師に招き、2回も学習会をしました。
私たちの飲み水が危ない。参加者は一同にそう思いました。
・私たちの水を供給するかずさ水道広域連合企業団の企業長でもある渡辺市長へのエールでもあります。
賛成者1人発言したら、次は反対者、そして、賛成者となるように議事は進行する。
私が戸惑っている間に、
反対者の討論は尽きてしまったようだ。
賛成討論をして、自席に戻った。
議長は、「反対者」と声をかける。
だれもいない。えっ、そんなー。あわてて
私は手を挙げた。というわけで、賛成討論を終えたばっかりで、今度は反対討論をしに、登壇した。
なんか、田中紀子バージョンの時が流れることになった。
あまりの緊張で登壇前にこけそうになった。
1つめの反対討論は、議案第54号 補正予算
その内容は、議会速報の表面にばったり掲載した。
2つめの反対討論は、陳情 第5号 2030年エネルギー基本計画改定に関する意見書の提出に関する陳情書についてだ。
これは、生活クラブが陳情者だ。
私は、「ストップ気候危機! 自治体議員による気候非常事態・共同宣言の会」の賛同議員である。
迷いましたよ。この陳情に賛成すべきではと。
でも、この陳情は、国に対して、こんなことを要請してほしいという内容。
それを具体的にみると、ちょっと悩んだ。
気候非常事態・共同宣言の会でも、
再生可能エネルギーの目標を2030年に50%としています。
でも、この陳情は60%なんです。
というわけで、田中は、この陳情を反対したという結果だけが独り歩きされてもこまるので、
あえて、ここに、掲載しておく。
(長いブロぐになりますが、もう少しだけお読みください)
陳情第5号 2030年エネルギー基本計画改定に関する意見書の提出に関する陳情書
について、反対討論をします。
2016年、気候変動の脅威とそれに対処する緊急の必要性を認識し、「産業革命前からの地球の気温上昇を2℃未満に抑え、1.5℃未満に抑える努力をする」ことを目標とした国際条約「パリ協定」が発効しました。しかし、その後も世界のCO2(温室効果ガス)排出量と平均気温は観測史上最高を記録し、産業革命前から1.1℃上昇しています。さらに、パリ協定に基づく各国のCO2削減目標が達成されたとしても、今世紀末には世界の気温は3℃上昇すると、国連は警告しています。
すでに、気温の過熱化によって、世界各地で熱波、ハリケーン、山火事、洪水、海面上昇、干ばつ、氷床融解などの極端な気候変動が頻繁に引き起こされ、日本国内でも気象災害が深刻化しています。地球上の各地で人々の生命や暮らしが危険にさらされ、自然や生物多様性が損なわれています。
2019年9月の国連気候行動サミットでは、77カ国が2050年までにCO2排出量を実質的にゼロにすること(カーボンニュートラル)を表明しました。
2020年10月、菅首相は、2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、すなわち2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指すと日本政府として、初めて目標を明確にしました。
2021年4月、日本政府はCO2削減目標が、2030年に2013年比で26%としていたのを46%削減に 引き上げたものの、再生可能エネルギー比率をどの程度まで引き上げるかといった具体的な議論が進んでいません。
このような状況下で、国にエネルギーの基本計画を具体的に求めるという趣旨には、賛同できるのですが、現状は具体的にどうでしょうか。
2019年度実績は再生可能エネルギー約18%、原発は約6%にとどまり、7割超を火力で賄っているます。2050年の脱炭素に向け原子力発電所の建て替えの是非などを巡り政府・与党内で意見が割れているといいます。
要請事項1については、
私は2030年までに再生可能エネルギー実質18%から60%以上にする具体策を示すことができません。
要請事項2については、
原子力発電は、即刻廃止ではなく、まず、再稼働をしない、段階的に古い原発から計画的に廃炉にすること。原子力発電所の長寿命化はしない、廃炉を先延ばしにしない。私が2012年1月に視察にいったドイツでは、原子力発電を建設する際には、廃炉費用も事業者が用意することになっています。そして、東日本大震災の後は、国民が再生可能エネルギーにシフトするよう、再生可能エネルギーが割安になるようなしくみを構築し、現在に至っています。徐々に、国民が能動的に原発依存から再生可能エネルギーに移行という考えです。
要請事項3ですが、
国は、脱炭素社会に向けて、再生可能エネルギーを強力に推進する政策への転換を早急に進めること。
これは、私も同じ思いです。
以上のことから、趣旨には賛同するものの、この陳情書のまま国に要請することに対しては反対といたします。
というわけで、議会速報の最終稿は、
請願に関する部分を、議会終了後に修正し、
事務所に戻って、印刷し、明日からの配付に間に合わせたのでした。
posted by のんのん at 21:51|
議員・議会