講演会に行くのに、同行したOさんがお弁当作ってきました。おにぎり食べますか?
というわけで、急きょ青葉の杜公園に立ち寄り、ランチタイム。
着きましたー。古賀茂明さんを講師に
「日本のすすむべき道 改革はするが、戦争はしない〜安倍政権の暴走を食い止めるには」
改革とは、しくみを変えること。
2009年自民党が野党になったとき、講師の古賀さんは、自民党の若手?!議員の勉強会に呼ばれた。参加していた小泉進次郎さんが、発言
「まとめてみた、自民党の3つの大罪
@借金大国日本をつくった
A少子高齢化を放置した
B原発神話をつくり福島事故を招いた」
講師は、これに、もうひとつ、加えて4つの大罪とした。
C日本を成長できない国にした
給料は上がってるのに、なんか豊かになった気がしないのには、数字のマジックがあった。
実質賃金…賃金で実際に何が買えるのか、物価の変動があるとみえにくい。
賃金の本当のねうちを表した額。
これは、いつも前年度同月比で比べて、あがったさがったと判断します。
今年度の8月は、前年度より0.2%あがったというけど、実感がない。
これをわかりやすく、私はイラストにしてみた。
こういうこと。昨年と比べたら、今年はふえたように見えるけれど、一昨年と比べたら減っている。
実質賃金は、前年度と比較するだけ。安倍政権になってから、実質賃金はふえていないで、逆に減っているんだと講師は話す。
なるほど。
そして、TPPについても面白い話をしていた。私の今までの考えを覆すものだった。
外国は、TPPになっても、農家が困らないのは、どんなに安い農産物が輸入されていても、
市場には、価格を下げて販売する。しかし、農家は、今までどおり、高くというか、再生産できる価格で売る。その差額を補助金として国が農家に補てんする。
だから、関税を撤廃しても農家は困らない。
しかし、しかしである。ここからが重要
日本は、TPPで関税が撤廃されたら、
・輸入された農産物は、安く販売
・日本の農産物は、高く販売
この構造だと、みんな安い物を買って、高いものは、なかなか売れなくなり、再生産できない。
農家はあとを継がず、高齢者がほそぼそと作る程度になり、JAは組合員が減る。だから、補助金をもらおうとする。先細りをするところに、補助金を出し続けても、成長する経済は生まれない。
単なる金のばらまきだ。選挙のための票集めの金のばらまきだ。
となると、前述の外国のように、
TPPで関税が撤廃されたら、日本の農産物も輸入並みに安くして、価格競争に負けないようにする。
そして、農家に再生産できる、作りつづけられる補助金を農家に出す。納得。
また、1ドル80円に3%の関税 だった。今1ドル120円とすると、
関税がなくたって、80円のときでいえば、50%も関税がかかっているのと同じ。
これも数字のマジック。
もうひとつ、軽減税率の話。
消費税で社会保障を→低所得者は困窮→軽減税率をする→税収が減るから社会保障を減らす。
目的がずれていることに気が付く。
選挙が近づくと、ばらまきをする政治はもうやめて。
高齢者にとか、一律にばらまきはやめたほうがいい。と講師。
ばらまきは、一過性で、社会は変わらない。
軽減税率もやらなくていい。
収入のある人から税金をとる。
低所得でお米を買うのも苦労する人からは税金を少なくする。
軽減税率をすると、収入の高い人も安く買える。へんでしょと講師。
なるほど。それも一理ある。
ただし、これには、家族構成や子どもの年齢な度も考えないと、生活の標準の設定が難しいかなーと私は思ったが、税金でしっかり社会保障をするといいかも。北欧は、高い税収で社会保障の充実と教育の無償化、子育て支援の充実も日本とはくらべものにならないほど、充実している。
改革とは、このように、社会のしくみを変えること。
改革はするが、戦争をしない、そういった国会議員を選びたい。そんな思いを持っているひとがたくさんいるよとアピールすれば、きっと政治家はこの部分も真剣に考えるだろう。
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この図をみて、「改革はするが戦争はしない」それは、右下の部分。
未来にちょっとあかりがみえてきた。
帰りにちょっと木更津駅西口に寄り道した。
木更津あかり祭〜夜灯(よとぼし)開催中
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