2019年03月30日

「あら、いいわねー」だけで、進めて後悔しないように、市民とチェックしなくちゃ


「ねえ、木更津市の西口、なんとかならないかしら。」
「はーい。今度、パークペイプロジェクトが始まります」
「なにそれ?」
「港とその周辺の公園の再開発をするの」
「あら、いいわねー」
ここで、終わらないのが田中です。
「そう、まず、業者にどんなプランにするのか委託するのに、450万円。」
「あら」
「富士見通りをどんなふうにしたいか、住民に聴いたら、
 無電柱化と老朽化したアーケード撤去に決まり、
 どのくらいお金がかかるかを測量、調査するのに、600万円」
「え?」
「鳥居崎海浜公園をはじめに手掛けるんだけれど、まず、夏の利用が終わったら、プールは解体するのに、6000万円」
「ム」
「それから、港を一部、埋めたてるから、〇億円かかるの。でも、それをもっと早く埋め立てたいとかいってて…になるかもって」
「まあ、いったいいくらかかるの?」
「それがね。PARK-PFIという手法で」
「なにそれ」
「公園の開発を民間活力を活かして、進めるってものなんだけれど、開発したい業者がこんなふうに開発したいなという意見をきき、市がその意を組んで公募するの。」
「えー? それって、意見を事前に聞いた業者に決まるようなもん」
「ん。今までの事業って、総事業費は、いくら。それにみあった業者を探すって方法だったけれど、今回のは、総事業費が見えないから、将来の借金返済が大丈夫かしらって思うのよね」
「総事業費がいくらかみえないだなんて、そんなー」
「そう、パークベイプロジェクトに投資できるのは、どのくらいか木更津市は、上限が決めていないから、その財政負担は将来にどんな影響を与えるのかが見えない。民間活力を活かすといってて、民間が行政のお金を活かして事業を行うなんて、ことになりかねない」
「ったく、海にそんなにー。他に使うところがあるでしょ。@…A…B…」
「ですよね。「あらいいわねー」だけでは、将来が不安、しっかり見続けないと」

以上、今日の会話でした。

これ、昨年6月議会の建設経済常任委員会で、初めて説明されたときの資料より抜粋
パークベイブロジェクト エリア.png

posted by のんのん at 22:50| まちづくり