2020年10月26日
健康増進センターの改修工事のお金って、オスプレイと関係あるのかないのか
ひょんなところで、知り合いにあった。
「あら、おひさしぶり。ねぇ、ねぇ、
今、健康増進センターいきいき館が改修工事してるんだけれど、
これって、オスプレイがくるんでお金がたくさんあって、使い道に困ってなの?}
と聞かれた。
「えー? そうなの?」と聞き返したら、
「あー、うわさかー」って。
家に帰って、再度確認してみる。
調べてみた。
まず、会議録を検索。
すると、
「運動習慣を身につけるための健康アプリの導入や、プール改修による健康増進センターいきいき館の利用促進など、健康支援体制の充実を図ってまいります。」や
「老朽化した健康増進センターのプール層の取り替え及びろ過器の更新を行い、施設の安全性を確保いたします。」
市長の予算の説明があった。
次に、
令和2年度予算の概要をチェック。
あったあった。
健康増進センター施設改修事業費
プール漕更新及びろ過設備更新等の改修工事費等
1億9983万3千円
財源内訳は 他の事業費もごぢゃまぜで詳細はわからない。
次に、令和2年度 財源充当一覧表をチェック。
あったー。
施設周辺整備助成補助金が国から1億6466万8千円
その使いみちは、
・健康増進センター施設改修事業費 歳出予算額1億9983万3千円の財源の一部に
・江川総合運動場拡張整備事業費 歳出予算額5249万4千円の財源の一部に
そうかー。これのことか。
施設周辺整備助成補助金とは、
ぱっとみ、防衛省由来の補助金とはわからない。
たぶん、正式名称は、
防衛省・防衛施設周辺民生安定施設整備助成補助金
消防本部庁舎を建てたお金もこの補助金だ。
たぶんというのは、執行部が予算説明をするとき、
たいてい、施設周辺整備助成補助金といっているからだ。
似た名前のものに、
特定防衛施設周辺整備調整交付金というのがある。
ちなみに、令和2年度予算には、国から1億1千万円ある。
何に使われているかというと、
令和2年度は
・特定防衛施設周辺整備基金積立金 6282万8千円
・災害用備蓄用品購入費
歳出予算額1719万2千円の財源の一部に
・岩根ポンプ場改修費
歳出予算額1970万円の財源の一部に
・既設都市下水路補修工事費
歳出予算額2250万円の財源の一部に
・金田小学校給食室改修工事費
歳出予算額500万円の財源の一部に
こんがらかってくるでしょ。
特定防衛施設周辺整備調整交付金
については、「傍聴席からみた決算審査」にも掲載。
毎年、交付される。
いわば、割り当てられる。
一方、
防衛省・防衛施設周辺民生安定施設整備助成補助金
は、使い道が限定されていて、助成してほしいと手を挙げ、
審査され、補助金として助成される。
つまり、常にもらえるものではない。
ましてや、田中は自衛隊にオスプレイがくるこないで、助成されるものでもないと考える。
オスプレイがくることで、明らかに生活環境が脅かされ、
その調整のためのお金は前述の交付金だと考える。
結論
今、健康増進センターいきいき館が改修工事してるんだけれど、
防衛省由来のお金だけれど、オスプレイに関係することではないと田中は考える。
さっそく、明日、知り合いにこのことを伝えに行こう。
防衛省由来のお金だったことは事実だけれど、
オスプレイのせいでお金がきたのではないということを。
まっ、うがった見方をすれば、
オスプレイの暫定配備で、防衛省が融通したのかと思われてもしかたがない面があるが。
追記 10.27
そもそも、総務省の基地交付金がふえればと考える。
「固定資産税の代替的な財政補給金」として市町村に交付するもの。
代替するといいながら、少ないのだから。
posted by のんのん at 22:03| オスプレイ