2024年10月05日

今の時代、健康が目的になっているのでは。健康は手段

今日の市民後見人養成講座の講義で、
講師のさつき台病院の医師の話はひとつひひとつが
新しい視点を気づかせてくれた。

今日は、高齢者、認知症、障がい者
みっちり、3時間30分(3講義)を受けた。

高齢者は健康でいたいと熱心だ。でも
今の時代、健康が目的になっているのでは。健康は手段だ。
健康になって、何がしたいのかということを問いただしてみて。

認知症は予防すればならないと思っている人が多いけれど、みんな
年を重ねればなります。
90歳になっても、認知症になってなかったら、
珍しがられるそんな世の中が普通、そんな時代がくるといいね。

統計をみてそう話す。
02dai2shou 14.jpg

このグラフから何がわかるか。
61−65歳では、認知症の方はとても少ない。100人に1人ほど。
ところが、
85−89歳では、
男性100人中36人が認知症
女性100人中49人が認知症
90歳以上だと
男性100人中42人が認知症
女性100人中72人が認知症

おや? 女性のほうが認知症になりやすいのかと思って質問した。
違った。
平均寿命は、男性が81.09歳、女性が87.14歳
そもそも、男性が90歳以上、長生きする人が少ないから、90歳以上で比較できない。
しかし、90歳以上と年を取ればとるほど、
みんな認知症になるもんだよということを
このグラフを教えてくれているということです。

どんなに健康をとがんばっても、みな老いて認知症になっていく。
それが自然だということ。

そのほかにもいろいろ学んだ。市民後見人養成講座だけども、
将来、どんな生き方、人との接し方をしたらいいかも学んだ。
posted by のんのん at 21:48| 福祉