2012年11月09日

アスポート…行政視察

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歩道の表示。
そう、さいたま市に行ってきました。
午前中は、中学校の学校支援ボランティア、丸付け隊に久しぶりに行き、
午後はアクアライン高速バスで品川へ、そして京浜東北線で浦和に。
アクアラインができたおかげでこんなスケジュールも入れることができる。
木更津市民にとって、アクアラインは、
バスや電車と同じ感覚であるといっても私は過言ではないと思っている。
実際、長男の受験の時は、東京の大学なら下宿という時代だった。
長女のときは、だんだんアクアラインが便利になるときだった。
品川行きのバスが朝と夕方開通。そのうち、一日中になった。
だから、娘の大学時代は、電車で1時間40分以上かけて大学に通っていたものの、
アクアライン高速バスで通学定期を利用して通うことで、かなりの時間短縮になった。
通学定期は下宿に比べて安く、家から大学に通う選択肢はとてもふえた。
今では、品川から木更津へは夕方は10分おき。
今日は、そのバスで帰宅。

さて、何を行政視察してきたかというと、
今まで107団体310人が視察されたという。東京、群馬、神奈川、板橋区、遠くは徳島…。
そして静岡県も熊本県も制度化、いくつかは来年度取り組むという内容。

埼玉県福祉部社会福祉課保護担当の方から、
「生活保護受給者に対する総合的な自立支援の取り組みアスポート」
を県議の方たちに同行させてもらい、行政視察に行ってきました。
アスポートとは、埼玉県が作った造語。
「明日に向かって船出する港」と「明日へのサポート」という意味。
失業や住まいを失ったり、さまざまな困難で心身が疲れてしまった人に、
心身をいやす場、そして、元気を取り戻してまた明日へ
出航してもらうサポートができたらと、5つの特徴を説明してくれた。
それは今までの常識を覆すものだった。
@県が事業の実施主体…ふつうは、市のバックup 
A全県の福祉事務所が対象(政令指定都市除く)
B就労・住宅・教育をトータルで支援
C民間団体との積極的な連携
D待つのではなく、手を伸ばす支援

全国知事会の先進政策バンクでも紹介されている
http://www.seisaku.nga.gr.jp/kohyo/kohyo_top.php?seq=3337&uri=%2Fsearch%2Fsearch.php%3Fqw%3D%25A4%25C6%25A4%25A4%26p%3D12


びっくりその1
リーマンショックで失業者がふえ、生活保護が急にふえた。
緊急事態と知事が判断し、検討チームがH22年4月発足。早くというので、9月議会にと考えたが、
まだ遅いということで、6月議会にだした。検討して2か月。9月からはじめた。
知事の「やりながら、修正していこう」という後押しで
すすめることができた。すごい。

びっくりその2
なんと壮大な事業は、社会福祉課3人が担当。
国の金銭的なバックアップ、県と市と民間が4つが一体となってできた。なるほど。

びっくりその3
財源を聞いたら国(緊急雇用対策とセーフティネット補助金)で行っている。
県からだしているのは、県職員分のみ。わお。

びっくりその4
生活保護世帯の高校進学率10%増。特別養護老人ホームを借りて
学習の場所に、その理由をきくと、社会福祉課、つまり、福祉部での発想。
県レベルの特養の会議で相談したら、すぐにOKがでた。まぁすてき。

びっくりその5
特養では、子どもたちがくるのを楽しみにするし、2か月に一度のイベントには
こどもたちがボランティアとして働く、支えてもらったり、支える人になったり。
また、受験のときには、てづくりのお守りをもらったりする子どももいて
また、受験が終わると、お礼の会をしたり
と、親以外から大切にしてもらえる体験、よろこんでくれる人がいる体験もできるという。
…んー。あったかい関係。

びっくりその6
遠いところからは、はじめは2時間かけて通う生徒もいた。
3年目の今は、会場もふやし、だいたい1時間以内で通える。
交通費は、学習にきたら出欠の報告をもらい、
翌月に生活保護費の支給に、かかった交通費を上乗せして支給。
子どもたちは親の経済状況を知っていて、学習に通うことに消極的でも
交通費がでるから親への心配はいらないことを伝えると通いはじめる。
…そうよね。そこまで考えてるのね。

まだまだ、びっくりはあった。
県だからできる部分もある。
でも、埼玉県の生活保護率(人口に対して生活保護数)、
木更津市の保護率と同じくらい。

ひとつ、質問した。
生活保護世帯ではないものの、
準要保護世帯就学援助費(学用品代や給食費、医療費)をもらっている子どもたちの支援はどうか。

生活保護のこどもにやっと手をだした状態。
中卒と高卒では、障害獲得賃金が倍違う。高卒者をふやすことで、
貧困の連鎖を食い止める。
そこに着手したところだ。
トランポリンのような支援ではなく、階段のような支援で、すすめている。

こころ強い県職員の説明の最後に、くわしくはこの本に書かれています。
埼玉県が作った本。

埼玉県庁の売店で購入し帰りの電車の中で読んでました。
http://shop.gyosei.jp/index.php?main_page=product_info&cPath=10_1009_101009003&products_id=7567&previouslinkrank=





posted by のんのん at 22:23| 日記