2014年03月01日

いじめ防止対策推進法の課題分析と対応を問う

いじめ防止対策推進法が昨年6月に制定された。
基本方針は、地域の実情に合わせて作成することになっていて、
木更津市も、現在、作成中である。
今後、各学校でもいじめ防止基本方針を作成していく段階である。
一方、子どもの権利条約研究所が
『「いじめ問題の解決に向けて」10の提言』をまとめている。
この提言といじめ防止対策推進法を照らし合わせると、課題がみえてきた。
そこで、
木更津市では、心の教育の推進で、人権意識の高揚をはかり、
いじめ対策に取り組んできた実績がある。
法の課題に対する対策として、それらの実績も盛り込まれた
基本方針ができたらと考え、3月議会で、質問した。
質問と回答の要旨を紹介。



位置情報法律では、いじめを受けた子どもの生存権、成長発達権の保障の重要性等、
保護的側面を強調。 
いじめを解決する主体としての子どもの視点は、どう考えるか。

モータースポーツいじめの実態がある場合、また、いじめが疑われる場合も含め、
 子どもの視点に立ち保護者と連携を取りながら、
校内支援体制の中で早期に対応することが重要
年間3回の子どもたちのいじめ実態調査、
各学校で教育相談週間、
「スクールカウンセラー」「心の教室相談員」)等に、
日頃から児童生徒が困ったことを相談できる体制づくりを図っている。

位置情報この推進法では、教職員・子ども相談従事者・保護者は、
学校へいじめの通報やそのほか適切な措置をとるとしている。
大人の安易な通報は、信頼関係を失うことが懸念される。
「相談したら学校に通報される」と口コミで広がると、
子どもはいっそう相談しないが、どう考えるか。

モータースポーツ相談をした子どもが、相談したことが他の子にわかってしまう
という潜在的な不安を持つことから、相談後にもその相談した子どもの
精神面の不安に寄り添うことを第一に考えている。
 事例により対応も異なるが、子どもの気持ちにより添って
支援を第一に考え、
子どもにとって安心できる環境作りに努めていきたい



位置情報法では、懲戒権の行使、出席停止、退学、停学、訓告など、
厳罰化を徹底としている。
厳罰化の徹底よりこども支援と考えるがどうか。

モータースポーツ厳罰以前に、問題行動だけに目を向けるのではなく、
児童生徒が持つ背景(家庭環境・発達障害・コミュニケーション能力等)に
目を向け、個々の児童生徒の実態を正しく捉え、ニーズにあった支援を、
保護者、関係機関、学校が、共通理解をして支援していくことが重要

手(チョキ)いじめる側は、指導、いじめられる側は支援としている推進法だが、
ここでどちらの子どもも支援であることを確認できた。
こどもから相談を受けるとき、
「だれにも言わない?」
「うん。いわないから話して」というのは、相談を受けた教師や大人が、
その後、一人で対応することになる。
「その約束はできないな。あなたのことを真剣に考えて
力になってくれる人に話す場合もあるから」とか
「このことを私の他にも相談したい人がいたら
教えてくれるかな。その人にも力になってもらおう」と、
子どもの気持ちに寄り添って支援を第一に考える人的環境づくりの充実が望まれる。

さらに質問する。

位置情報支援の視点を取り入れたいじめ相談への対応は、
木更津市のいじめ防止基本方針にも盛り込まれるか

モータースポーツ子どもとの信頼関係を十分図った中で、
本人の安全安心を第一に考え対応を図ることを、基本方針にも盛り込んだ。


位置情報推進法では、保護者の責務を定めている。しかし、子育て家庭は、
仕事や日々の生活で疲れ、子育てに対するストレスを抱えた場合、相談体制は?


モータースポーツ健康推進課、児童家庭課、学校教育課、まなび支援センターで、
子どもに関する心配ごとや発達についての相談を実施。
校内では、スクールカウンセラーや心の教室相談員が、
状況や保護者の希望に応じ、保護者を対象に学校での
相談や家庭訪問等、保護者支援にも対応している。

位置情報木更津市でも、いじめ問題対策連絡協議会を新たに作るのか。

モータースポーツ木更津市では、平成14年より、市内小中学校における心の教育の充実、
及びそれに関わる問題の解消を目指し、家庭・地域社会・学校及び行政が一体となり
その対策を協議推進するため、「木更津市心の教育推進協議会」がある。
よって、新たに作る予定はない。

手(チョキ)子どもが何度も話すことで、精神的苦痛を味わう
二次被害に陥らないよう、
精神的苦痛を最小限に支援体制の配慮をお願いし、質問を終えた。

posted by のんのん at 17:58| 暴力

2014年03月22日

言葉の暴力

千葉県議会では深刻化するいじめに歯止めをかけようと
「いじめ防止対策推進条例」が議員から提案され、
3月19日の本会議で可決されたと先日、ニュースがあった。

この条例(案)が県議会の議案になる前に、
千葉県自民党ではパブリックコメント(1月20日まで)を受け付けていた。

市民ネットワーク千葉県の子どもプロジェクトのメンバーである私は、
年末年始に何度も話し合って意見をとりまとめ提出していた。

今度、この条例について県議会の報告をきくことにした。

さて、千葉県のHPをみると、条例ができて、さっそく4月は
いじめ防止啓発強化月間のお知らせがあった。
ポスターがあった。
kyokagekkan-poster.pdf

このポスター、
「やめる勇気 人の心や体を痛めつける行為は絶対にしません。」と書かれている。

森田ゆりさんの著書「こどもと暴力」の本には、
「暴力とは人の心とからだを傷つけること」と定義しています。
いじめも暴力のひとつです。

いじめはしてはいけないとみんなでそんな社会をつくろうと
千葉県の条例ができた。

さて、今日、我が家のポストに、誹謗中傷の差出人不明のチラシが入っていた。
言葉の暴力ではないかと思った。
子どもの世界と大人の世界は違うのだろうか。
子どもは大人の背をみて育つ。
いじめや誹謗中傷など言葉の暴力のない社会がいい。

明日は、市長選の投票日である。

posted by のんのん at 21:52| 暴力

2014年06月20日

都議会のことがニュースに

東京都議会の一般質問で、
妊娠や出産に関する都の支援政策を尋ねた塩村文夏都議(35)に
「早く結婚しろ」「産めないのか」との
やじが飛んでいたことがニュースになっていますね。

悲しいですね。もし、学校だったらどうなんでしょう。
授業中は、人が話をしている時は聞きましょう。
って、いうと思う。

また、人が嫌がる言葉だったら、言葉の暴力、いじめでしょう。

私が保育園でパートで働いていたとき、
まだ幼い2歳児や3歳児の子どもに、絵本を読んでいるとき、
その内容とまったく違うことを言ったり、話が途切れてしまいそうなとき、
「今、絵本を読んでいたんだけど、
続きを聴きたい人もいるの。
あなたの話は、絵本を読み終わったら聴くことにしたいんだけど、どうかな。
続きを読んでもいいかな」
すると、たいてい「いいよ」といい、一緒にお話をきいていました。
そのかわり、あとでフォローすることを忘れないこと。
でも、子どもにとって、とても難しい絵本だと、それは無駄話もしますよね。
それは、子どもが悪いのではなく、保育士が絵本の選定を変えればいいことです。

木更津市議会で、やじが飛ぶことはないです。ほっ。




posted by のんのん at 00:01| 暴力

2014年06月25日

二次被害

「セクハラヤジでこんなヤジを受けたことがある」
という内容のマスコミの記事を目にした。

ふと思い出した。
二次被害。
子どもの場合、極力その部分を避けるよう、関係者は最大の配慮をする。
アメリカでは、子どもから、性虐待などのききとりをする場合は、
子どもの気持ちを第一に考え、
何度も同じことをききとりしないでいいように、
一回で、のちに司法でも証言として使えるような公的な記録と
なるよう、専門家が聞き取りをする。

被害を受けたことを聞き取りすることで、
再度その時のいやなことを思い出してしまったり、
再度、精神的な苦痛を避けるためと、以前、
学んだ。

インターネットで検索すると、
直接的なセクハラ被害を「一時被害」とすると、
周囲の人に相談したことにより、
被害者が二次的に精神的苦痛や実質的な不利益または被害を受けることを二次被害という。

セクハラヤジを受けたことがあると具体的に、個人名付きの
取材記事があった。

疑問に思った。
記事に書くのに今ひとつ、マスコミは配慮が必要だと思う。
その言葉がだれが言われた言葉なのか、限定されるような記事は
本人が了解しているのだろうか。
言われた人がだれかという情報は読者は求めていない。
どんな言葉だけだったのではないだろうか。

取材で、二次被害を与えないように 受けないように。
    




posted by のんのん at 22:46| 暴力

2014年10月11日

拉致

今日は、ヒューマンフェスタ。市民会館大ホールにて。人権擁護がテーマ。
きさポンと一緒だとスマートに見える私。
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そうそう、ピンクTシャツを着て、第三中の吹奏楽部が演奏しました。一人の学生がピンクのTシャツを着て、投稿したところ、いじめられて、いじめをなくすために、50人でピンクのTシャツを着て登校し、いじめをなくす活動がカナダで始まったこと、先進国では日本だけ遅れていること、生徒会でこの活動をすすめていることなど、説明して演奏が始まりました。
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その後、横田夫妻の講演でしたが、数日前に、滋さんが自宅でケガをされて早紀江さんがおひとりできてくださいました。なにげない家族の会話、家族のだんらん、それらすべてが平和という上になりたっていたものであったこと、そして、それが保たれている日本ではなかったこと、総理大臣が何人も変わっても解決しない。13歳のときに、あと数分で自宅に着くという中学生が、忽然と姿が消え、20年たって拉致されたことがわかった。そして、今年、娘は50歳です。20歳までには、30歳までには、と思っていて、とうとう、50歳を過ぎてしまいました。いつ終わるのかという言葉が印象的でした。
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ブルーリボンのピンバッチ、はじめに購入していてよかった。帰りには売り切れてました。私の服には、虐待防止のオレンジリボン、DV防止のパープルリボン、そして今日から、拉致解決のための願いを込めたブルーリボン。
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オレンジリボン、お花のピンバッジで押さえて私流。
posted by のんのん at 21:06| 暴力