2019年05月17日

5.16研修  福島県漁連会長から聞いた福島の取り組み


福島県漁業協同組合連合会会長 野崎哲さんから「福島県における漁業の現状と復興に向けた取組」のお話を伺った。
子ども食堂に、相馬双葉漁協から試験操業の魚が届き、いただいたことを伝えました。(タブレットの写真)
野崎さん、風邪を引いててしんどそうでしたが、なんと東京への陳情活動の帰りにきてくれたとのこと。ありがとうございました。

震災1年後から試験操業を始め、8年間続けてきた。
@福島県のモニタリング調査
一魚種1検体以上検査体制。

A福島漁連の基準は、国の基準の半分
国の基準が100ベクレル/kgのところ、50ベクレル/kgにした。50ベクレルを超えたら流通させない
相馬双葉漁協 いわき市漁協 小名浜底曳漁協 中之作漁協 江名漁協 県旋網漁協 では、水揚げ日毎各市場でシンチレーション式の放射線測定器で自主検査
25ベクレル/kgを超えた場合は、県のゲルマニウムの検査機器で精密検査を行う

これまでに、25ベクレル/kgを超えたのは、2回だけ。水際で出荷を止めることができた。
計3段階の検査体制で、科学的に測定し、安全を確認し、安心して出荷している。

漁場は順次拡大している。
原発半径10km以内を除く福島県全域
底引き網は、出荷できない漁獲類の混獲を防ぐため、水深75mより深い海域に限定。

港湾内の刺し網30箇所をしている理由
まだ4ベクレルほどセシウムがある。
そこに生息すれば、ベクレルも蓄積する。ここでは漁業はできない。
しかし、港湾内を駆除したいし、はいってこないように刺し網をしているが、生き物だから完璧とはいえない。

サブドレンの基準 もきめた。それ以上は、陸上保管してくれ。
魚市場で、検査をいつはずすことができるか、他県の魚市場でやっていない検査体制だ。
一魚種一検体以上測っているのは、福島県だけ。

コツコツとできることを最大限やってきた姿。
「矛盾はある。矛盾を受け止めて生きる」
すべて原発事故のせいだが、廃炉に向けて進めていく。
その過程の中で、この海がすきで、漁業を続けていく。

なんだか、そんな話をきくと、今度こども食堂にお魚が相馬から送られてくるのはいつだろうとおもった。
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posted by のんのん at 00:08| 原発・放射能

2019年05月16日

5.16研修. 除染廃棄物の処理、 焼却と再利用問題



除染廃棄物とは、草木、可燃物
焼却したあとの行き先は、放射線量が10万ベクレルあるかないかで違ってくる。
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これをみてもわかるように、
仮置き場の保管量は、減ってきている。
再生利用はふえている。

福島県内の仮設焼却炉建設の一覧をみると、
原発メーカーがゴミ処理、中間貯蔵、などなどで儲けるしくみだった。

楢葉町 の処理施設
二年5ヶ月 10万トン以上といいながら、7万トン

葛尾村の処理施設は、期間延長
延長理由 避難指示を解除するにあたって、有害駆除、家畜のさっ処分を埋設していたものを掘り起こして、想定外のゴミ

浪江町も延長
エコセメント実証事業といって、
焼却灰と除染土壌 のセメントをつくっている

焼却灰はどうなるのか
・8000〜10万以下は、管理型処分場 特定廃棄物埋め立て処分場
・入り口は楢葉町 土地は富岡町
・100億円 迷惑料を楢葉町に
事前予約すれば、見学できる。
・飛灰 セメント固形化施設ができた。全面遠隔操作

10万ベクレルをこえたら
中間貯蔵施設 袋からだして貯蔵
1400万㎥
30年以内に県外へ
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中間貯蔵だけではなく、除染土のリサイクル
30年後にもっていくより、公共事業につかっていこう。
受け入れ・分別施設
土壌貯蔵施設
紫の部分 廃棄物貯蔵施設 遮水シートを敷いただけ

汚染木のバイオマス発電利用 経緯
森林再生と称し、
間伐 それをバイオマス費用にしてくださいときいて、びっくりした。
それらを測定せずに販売。
もちろん、路盤材も。
どんどん形をかえて拡散されている。
posted by のんのん at 23:50| 原発・放射能

2018年10月13日

国の政策は、国民からみたら一貫していない。


8月からは川内、玄海の両原発計4基(計414万キロワット)が稼働している。
太陽光発電で電気がたくさんできすぎるから、買い取らない。
経済産業省の有識者会議では、家庭や事業者が太陽光で発電した電力を大手電力会社が買い取る価格に関して現行の半分程度にする方針を明らかにした。

おかしな話だ。
国の政策は、国民からみたら一貫していない。
原発が再稼働した理由はなんだったのだろう。
再生可能エネルギーでは足りないからだったのではないか。
原発を動かしたいから、再生可能エネルギーを一時的に買い取らないのか。

家庭用蓄電池の本体価格はおよそ60〜800万円と、蓄電できる容量の大きさ、使用する用途によって様々なタイプがあるという。
太陽光発電を設置しても、蓄電池を設置する家庭はまだ少ないのではないか。
蓄電池を買い求めやすい制度があれば、いい。
そうすれば、北海道のようなブラックアウトも避けられるし、
まちのあちこちで電力があれば、ご近所で助け合うこともできる。
情報も途切れる心配がない。
電力会社も買い取り料が少なくなる。
再生可能エネルギー買い取り料金が電気料金に加算されていたからそれも減るので、電気料金が下がる。
電力会社が供給する電力が少なくなるから、足りなくなる量の心配も減る。
火力発電所中心で原発はお早く、廃炉準備をどうぞ。
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というのが、私の考え。

posted by のんのん at 22:07| 原発・放射能

2018年08月23日

浜岡原発 視察

位置情報
研修のオプショナルツアー。
浜岡原発を視察。
昨年は、柏崎原発視察のとき、身分証明書として、免許証を提示したところ、copyしたいと別室にもっていかれ、参加者が抗議したことがあった。
今回は、おおまかなレクチャを原子力館の一室でしているあいだに、同室で、copyしていた。
コピーは、五年間保管されるそうな。セキュリティがはんぱない。
浜辺1.6K 陸へ1kに原子炉は5号機まである。
説明のあとは、警備員がチェックした中部電力のバスに乗り、敷地内を回ったのだけれど。

位置情報とことん厳重なセキュリティ。
カメラ使用は禁止されていたので、ひたすら話をききながら、バスの車窓をスケッチした。
もらったカラーの説明書も写真はなし。
イラスト画にしてあった。
門の中にも、いくつもゲートがあった。
柵の上には、鉄条網。
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そして、これから管理棟に入るので、こちらで検査を。
かばんの中のチェック。
金属探知機のチェック。
まるで、飛行場。
とおったら、18番を通って…。
と二重のチェック。
ドローンも飛ばせませんとのこと。
あまりのセキュリティに、
「米軍のオスプレイなど、すき勝手に飛んでるけれど、原発の上は飛ばないですか」
「え? 飛ばないでしょ」と想定外の質問にあわてて答えてくれた。
「それは、なにかルールで定めてあるのですか」
「わからないです」
そう、わからないんですよね。
日本の法律が適用されない米軍の飛行は。

ひらめき気になる「自主的に安全を強化してきた」
東日本大震災の前から、18Mの防波堤を
南海トラフにも対応するよう、さらに高く22M
L字型の防波堤には、鉄骨が5CMのものが1つの柱に100本、
実物の鉄骨を触ってみたが、太い。

ひらめき活断層がここには9本 他に4本
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えちご断層と聞いてメモ。よくよくきくと、H5断層だった。
浜岡の五番めの断層という意味。
一番上の層には、12.3万年前の地層が断層の上にあり、断層がそのときから起きていないので、活動層ではないことがわかると説明。えーー?参加者の声。
国から、ほんとに、12.3万年以後、断層がないのかさらに調べるようにと言われているとのこと。
ひらめき
失敗を学ぶ原子力研修センターはいいなと思った。
働く人の研修にも使うとのこと。

トラブル事例紹介があり、いつ、どんな現象、事故、調査結果、推定原因、おぼえてほしいことがパネル展示。
その手前には、部品展示。無理な場合は写真展示。そして、これ、各新聞記事、紙面のどんな位置に掲載されたかも展示してあった。


ひらめき最後に質問
原燃が廃炉費用も使ってしまっていたことがニュースになったが、こんなに安全対策に投資していて、廃炉費用はちゃんとあるのか。
ある。

どうやったら、あるとわかるのか、聴きたかったけれど、ちょうど時間となりました。
posted by のんのん at 23:58| 原発・放射能

2018年04月19日

研修いわき市にて 2日目


昨夜のブログは、2時間かかってしまった。

さて、今日は、バスで大熊町の町議会議員小幡ますみさんに案内してもらった。
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以前は、黒い袋が山積みだったが、それを見えないように、グリーンのシートで覆い隠していた。
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こんな看板があった。楢葉町をとおったときだったかな。
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毎年、ここに来る。みるーる天神にて
2016/4/26 0.813μシーベルト/h
2017/4/27 0.855μシーベルト/h
今日は、2018/4/19 0.777μシーベルト/h 
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この木の下だけである。周囲は下がっている。
なーんだと思うかもしれないけれど、
ここは公園
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お花見―といって、シートを敷いてしまいますよね。
スポット的に高い場所が残ってる。
でも、すこーしずつさがっている。
この数字、木更津市の場合、砂場なら、地表から5cmで0.23μシーベルト/hを超えたら
除染対象。
でも、福島県だけは、まだ政府の原子力緊急事態宣言は未だ解除されていない。
木更津市などの20倍の基準のまま。

近くに復興住宅もあった。
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今回は、特に復興というか、建物や道路が加速度的に工事中だった。
7.8mの防潮堤は海沿いにあった。

今回は、入り口が楢葉町。敷地の住所は富岡町に管理型の最終処分場ができた。
楢葉町の人がしらないうちに。
というわけで、こんな看板が。
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あれ。ここ、きたことある。
2014.9.23 の記録をたどってみた。以下抜粋
2018.4.19  エコテック(2014.9.23の写真.png

最終処分は二通りの方法
 ひとつには、除染で出た全ての土壌および10万ベクレル超の廃棄物を処分する中間貯蔵施設、もうひとつは、これ以外のうち8000ベクレルから10万ベクレル以下の廃棄物を処分する既存の民間管理型処分場とされています。この管理型処分場は富岡町にあるフクシマエコテッククリーンセンターという産業廃棄物の最終処分場が指定されています。このエコテッククリーンセンターが、今回フクシマ県外の5県に計画されている指定廃棄物の処分場と同じ形態のものです
 管理型処分場で取り扱いが難しいとされているのは焼却灰であり、とくに飛灰と呼ばれるバグフィルターで捕集される微細なばいじんは飛散、流出しやすく、セメント固形化をすることになっていますが、雨水の浸透により遅かれ早かれ崩壊し、水溶性セシウムが溶出するため不適切な処置であると専門家が指摘しています。
 環境省の説明では「10万ベクレル以下の廃棄物は素掘りの溝に処分できる」とし、「遮水シートは適切に使えば100年持つ」などとしています。
 環境省は、避難住民の帰還を促進しオリンピックまでに何とか汚染廃棄物を片付けなければならないとし、時間のかかっている中間貯蔵施設ではなく、できるだけ焼却灰を10万ベクレル以下に抑えて既存の管理型処分場に処分したいと考え、わざわざ燃やす必要のない数百ベクレルの汚染物まで灰を薄めるために焼却しています。
地元は猛反対
 6月にはじめて富岡町の住民説明会が開かれましたが、住民の大半は猛反対、なぜこれから帰還させようとしている富岡町に核のゴミを集中させるのかと矢のような抗議の声が集まりましたが、環境省は「フクシマの復興のためにご理解いただきたい」とくりかえすばかりでした。
 またすぐ近くには600億円もの巨費が投じられる三菱重工製の仮設焼却施設の建設計画がありますが、これについては一切説明しようとせず、地元の了承を得ないまま勝手に工事を進めていることを知った建設地区の住民から抗議の声が上がりました。
 全国に避難している住民には説明を聞く機会も与えられないままこの一方的な説明会をもってすべての説明は終了とされました。

昨年とはぜんぜん変わってしまった富岡駅
昨年まであった家がない
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左から新潟市議の栗原さん、石附さん、私、三鷹市議の野村さん
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電車の本数は少ない。帰還困難地域もあるので、全線開通はまだ。
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夜ノ森の桜並木のところのモニタリングポスト、
0.287μシーベルト/h  以前よりは下がっているものの、まだこの数値なんだーと思った。
道路わき、片側だけはまだ帰還困難区域 
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線量は
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0.134μシーベルト/h

今の小学1年生は、震災後の避難先で生まれたこども。
故郷は避難先である。7年もたてば、新たに人間関係ができたり、
避難先では医療も整っていたりすると、なかなか帰還しない。
避難先からバスで通って学校に行き、住むにはいたっていないのが多くだという。
町長は帰還しろという。
でも、町長も通いだったり、家族も帰還していなかったりという。
難しい。
大熊町は、準備宿泊の段階。
特例宿泊は、2週間だが、ずっと宿泊した人は1人。

避難先から帰還して何が困るか、火葬場がない。
火葬場は帰還困難区域だ。
山は、ずっと除染をしないという。
山がすぐ裏の住宅の場合でも、山は除染しないという。

最後に、大熊町の町役場建設現場に行く。
昨年度行った仮の町役場は撤去されていた。そして、新たに
ここで
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ここに、町役場31億円かけて建てる。
しかし、ここは、駅から2km未満ではないので、ここも仮で、もっと、駅のそばがいいのではという議員もいるという。
おカネは?
国ですって。
なんだか、お財布感覚が違ってる。

さて、午後は市民放射能測定室たらちねへ。
昨日、ストロンチウムやトリチウムの説明を受けていたが、
毎年、ここにいくと、バージョンアップをしていることに関しては敬服する。
今回は、
➀たらちねクリニックを昨年6月オープンしてからの話
・こどもは無料で検診。検診は検診保険適用外。
 世界から寄付をいただき、それにあてている。
・甲状腺や尿のセシウムを測定。
 藤田先生が院長 
 東京から月2回こられる先生は、こどもの精神的なケアやそのためのスタッフの指導
 
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こどももリラックスできる雰囲気
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癒しの明かり

ささいなことから家族の分断、社会の分断が起きる。
これをたべようか、どうしようかで、こどもは家族のはざまに。
また、親が東電関係だとこどもも気を使っているという。
甲状腺の検診のときは、1日に50〜60人が受診。
オープンして、だんだん、検診より一般診療の人がふえて地域に知られてきた。
0歳から80歳代までいるが、だいたい、0〜18歳未満は60%だという。
なにか、また、新しいことをするんですか。
実は、アロママッサージが保養プログラムでどのこどもも大人気だったので、たらちねでも行っています。
と聞き、びっくり。
こどもは無料で、大人は女性のみ。

ストロンチウム、トリチウム、ガンマー線の測定。
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20ℓの水をこんなに少なくするまで、乾燥させて測定するので、1週間もかかる。
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通常なら、電気代、水道代で10〜30万円もこすとがかかるが、
市民が調べることができる価格 1検体3000円でおこなっている。
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不足分も寄付でまかなっている。
測定が多いのは、土壌と魚の骨。

最後にセシウムの測定をみせてくれた。
黄色い線と赤い線の違い、
黄色 今、測定している検体。
赤色 自然体の線量。
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その差が大きいほど、セシウムの影響があるといえる。

最近でておおきかったのは、南相馬市のふきのとう。
あー、やっぱり、今日も2時間、ブログを書くのに、時間がかかってしまった。

これから、明日の準備。
明日は、沖縄県の北中城村の議員が木更津市に視察に来る。
ということで、私が案内や説明を行う。
posted by のんのん at 22:41| 原発・放射能