2020年09月21日

わかりにくいしくみを図にしてみたけれど、やっぱり(笑)


こんばんは。
ほとんど、朝から楽しく調べものをしています。
「傍聴席からみた決算審査」執筆中。

まださわり部分ですが、1つだけご紹介。
いつもわかりにくいこのしくみ。
図にしてみたけれど、やっぱり、わかりにくいかなー。
臨時財政対策債.png

【 これっ、ちょっと違うよとアドバイスをいただきました。
ありがとうございます。9.23 差し替えました】

そもそも、わかりやすいしくみではないからね。

臨時財政対策債って、小泉政権のときに始めた期間限定もんだったのに、
ずるずるといつまでもありで…。

小泉政権の時、国の財政も厳しいから、
地方の自治体へ仕送り(行政用語でいうと、地方交付税)が十分に出せなかった。
それまで、税収入でまかなえない自治体、
つまり一人前ではない自治体には、国は地方交付税を出すことで、
日本のどこに住んでも標準的な暮らしができるようにしていた。
それで、小泉政権のときの苦肉の策が臨時財政対策債。

どういうことかというと、国は、仕送りを十分にできないから、
足りない分は、いくらいくらだよ。その分は借金してとりあえず
やりくりしておいてね。後年度にその分仕送りするから。
ってね。

つまり、毎年、少し足りない分を借金し続ける構造だから、
その返済だって、毎年あるよね。
こういう危険な綱渡りは、地方交付税をもらっている自治体はみなそう。
それがどこかというと、
財政力指数でわかります。
一人前で、地方交付税をもらわずに
がんばっているところは、財政力指数は1を超えています。

ちなみに、木更津市は、少しずつ1に近づいています。
平成25年度は、0.81 令和元年度は0.87 
そう、木更津市は、0.8人前です。

今日の一枚の写真はこれ。
母がつくったくるみの飴煮。
夜遅くまでかかって作ったそうな。
隣の真っ黒なのは甘とうがらしの佃煮 
私がただ、ぐつぐつ煮た簡単メニュー。
DSC_0415.JPG



誤字訂正済
posted by のんのん at 20:34| 財政

2020年09月16日

ほんとうに扶助費が増え続け、財政を圧迫しているのか 木更津市のお財布チェック 続編


昨日のブログを読まれた●●さんからアドバイスをもらった。
「扶助費の経常収支比率をみるといい」
なるほど。と思ったものの、さて、どのデータをみようかな。
さっそく朝一番、
財務部にどうやって、調べたらいいのか、尋ねた。
「決算カードのここをみればいいですか。」
「はい。そうです。」
「比率にするには、どれを分母にしたらいいですか。」
「そうですね。これのがいいですね」
というわけで、
以前、財政白書を作っていたときのデータと
決算カードを用いてさっそく作りました。

(朝に教えてもらって、早く作りたくて、ワクワク
でも、決算審査特別委員会を一日傍聴。
休憩時間は市議会だよりの作業。
夜は市民活動の会議、21;30 活動開始)


さっ、昨日の続きです。

ほんとうに扶助費が増え続け、財政を圧迫しているのか。

市のお金をどのくらい使ったか。
20209.16-1.png


●●費が高額であっても、その財源は、
国や県からきたお金なのか、市独自の自主財源なのかです。
今度は、同じデータを使って割合でみてみます。
市の自主財源は、どれだけの割合なのか。
20209.16-2.png

金額のグラフと比較すると、違いますね。
人件費は、だんだん割合が減っています。

では
20209.16-3.png
増えてきている費目だけ、ピックアップ。

市の自主財源でまかなった割合が一番増えたのは、
物件費、次いで繰出金、扶助費の順でした。

まとめ、扶助費だけが増え続け、財政を圧迫しているのではない。

あれ? 昨日、扶助費は、25%って言ってたのに、
今日は、14%って、どういうこと? と思っている方へ
お答えします。
分母が違います。
25%は、市の歳出全部が分母。市の自主財源の他に、県や国からのお金なども併せてです。
14%は、市の自主財源が分母。


posted by のんのん at 23:12| 財政

2020年09月15日

ほんとうに扶助費が増え続け、財政を圧迫しているのか 木更津市のお財布チェック


決算審査特別委員会を傍聴。
扶助費の占める割合が過去をさかのぼると、増えている。
もっと、縮減できないのか。

今日は、このことをちょっと考えてみようと思い、
さっそく、わかりやすいようにいくつか資料を
つくってみたので、ご覧ください。
確かに、平成元年度からみたら、今は、1/4の25%も扶助費が占めています。
でも、ここ3年間でみれば、さがっているんです。
2020.9.15-2.png

平成4年ごろにバブルがはじけて、
平成13年頃から木更津市は、財政がとっても大変な状況で
市民にも、「お金がない」ことが浸透し、ずっと我慢して
持ち直し始めたら、
平成21年リーマンショック、
平成23年東日本大震災、
平成31年は台風被害、
そんな社会状況も背景にあることも頭においてグラフを
みてください。

まず、扶助費とはなにか。
扶助費とは生活に困っている人や
子育てをしている世帯や、
障害者などの生活を社会全体で
支えるためのお金です。
つまり、社会保障の部分なんです。

自治体のお財布でみると、
扶助費があるのは、民生費、衛生費、教育費です。
その割合は、だんとつに、民生費が多いです。
令和元年度をみると、こんな感じ。
2020.9.15-4.png


では、その民生費にターゲットを絞ってみてみましょう。
民生費の中で、細かく「節」があります。
全部で28もあります。
その中で、比率が多いものを並べるとこんな感じ。

2020.9.15-1.png

過去3年間をみてみると、扶助費は、民生費の半分を占めています。
それに、増えているのは、負担金、補助金および交付金でした。

では、金額でみてみましょう。
2020.9.15.png

3年間で、増えているのは、扶助費だけではないんです。
繰出金、これって、別のお財布に拠出したということ。
(追記 特別会計を担う分の人件費なども一般会計からくりだします)
特別会計は、一般会計から赤字になる分だけ、
繰り入れるので、赤字を埋めるという構造。
特別会計は、うまくやりくりしないと、
一般会計のお財布は苦しくなるのです。
一般会計から繰り出して、
どのお財布(特別会計や基金)に繰り入れたかというと、

2020.9.15-6.png


さて、増えているのは、負担金、補助金および交付金でした。
ちなみに、令和元年度は、どんなものがあったかというと、
負担金というのは、
君津郡市広域市町村圏事務組合負担金
心身障害児通園施設管理運営負担金
天羽老人ホーム管理運営負担金、
後期高齢者医療療養給付負担金、など。
補助金っていうのは、よく聞きますね。

交付金というのは、
特定の目的をもって支給するお金のことを指しますが、
基本的には国から地方自治体へ支給するお金
国のかわりに、支給しているようなものです。
国からお金が県経由とか、直接、木更津市にきて、
それを対象者に支給するわけ。

さて、まとめます。
扶助費の占める割合が過去をさかのぼると、増えている。
もっと、縮減できないのか。

答えは、社会保障、
つまり、福祉の質を下げれば、縮減できます。
増えているのは、金額だけでなく、対象者も
そして、質もふえているからです。

保育園の3歳から5歳の無償化も、全国統一です。
国が決めたからです。その分、国からお金もきます。
生活保護も、全額ではありませんが、国からお金がきます。

扶助費というどうしても、必要な義務的経費を
規模を縮小するということは、結果的に
市民の暮らしの劣化につながります。

実は「市民目線でつくった木更津市の財政白書」を
2018年6月に、作成し、きさらづ市民ネットワークでまとめました。
その一ページに、まとめてあります。
こちらも、ご覧ください。
対象者がふえ、量は増える。質もよくすれば、増える。
2020.9.15-7.png






posted by のんのん at 23:31| 財政

2019年12月12日

今日は10:00-15:30まで建設経済常任委員会。台風被害のシワ寄せで、出費がかさむ


市の火葬場が使えなくて、
他の行政の火葬場を利用した場合、利用料金が高くなってしまうので、
一定の金額をさだめ、市が助成している。
台風15号の大停電で、火葬場が使えなくて、他の行政の火葬場を利用した。
下半期の伸び率が140%を超える。
予算が足りないので、予算を追加補正。141万円。

ごみ収集車は、市の直営と委託がある。
市直営で実施しているごみ収集運搬(不燃・資源)及び残渣等の運搬するゴミ収集車18台の維持管理費
なんと、予算を200万円追加補正。
今の時期にこの金額か。という質問あり。
あまりにも、古い車両は、維持管理がかかるから、リースとか考えたらどうか。
それに対し、
リースは考えたことがなかった。
車両だけでなく、職員の退職時期などを考え、
バランスよく進めたいが、委託という方法も検討している。って。

木更津市は、ごみ処理したあとの溶融飛灰を埋め立てる処分場をもっていない。
秋田県や山形県の最終処分場に運んでいる。その委託料が841万5000円。
今回、予算を追加補正する理由は、
・ごみを出す事業所がふえた
・台風15号の災害ごみが多かった
・ビニールトタンなど、塩ビ系のものを燃やすと、塩化水素が増加するたため、
薬品を多く投入するので、溶融飛灰が増加。
市内の家庭ごみの処理をKCS(かずさクリーンシステム)に委託する費用619万円
その他にも、中の島公園の壊れたトイレをその後どうするかとか、

下水処理場の車庫との車の破損。
これは、急いで専決処分でとりはからったものの、
車庫は、これから補正された予算を審議というゆっくりペース。
なんでー。
災害後に、どれから修繕するか、トリアージしたら、車庫は後回しとなったというわけ。

他にもあったけれど、
おとといの総務常任委員会の案件でも、目を丸くした議案がある。
市民会館大ホールは、現在、使えないが、電源も止め、中はまっくら。
そこにグランドピアノがずっと眠ってる。どうする。
運ぶのに、高額。調律も高額。断念してるらしいけれど、

昨日の教育民生常任委員会では、学校給食の飲み残した牛乳の処理。
廃棄するのに、今までは、牛乳業者が持ち帰っていた。しかし、
各学校で処理しようということで、飲み残した牛乳に凝固剤を
入れて、ごみ袋にいれて出す。その費用130万円を追加予算。


posted by のんのん at 22:29| 財政

2019年10月15日

JIAM研修➀ 地方行財政の課題 


講師は、元総務事務次官 (株)野村総合研究所 顧問 佐藤文俊さん

地方行財政について近年、深刻に語られることがなかったのでは?
と語る。
資料は、全国の市町村のをまとめたものを使って説明された。
結局、地方行財政の課題ってなんだ?
全体的に、元総務省なので、国がすすめた地方自治体への政策の説明だったような。
バブル期、H13年度からの財政縮小の小泉政権、
リーマンショックを経て、地方の財政は苦しかったけれど、最近、そんなに騒がれなくなったのは、
H23年度から一般財源を減らさないように計画できめてるからですよ。
財政計画で、三年間は安定してます。
むむむ。
ちょっと上から目線。
それに、講師の資料は、無断で一般公開しないようにとのことなので、
ここに掲載できません。
というわけで、
結局、地方行財政の課題ってなんだ?わからずじまいで終わらせたくない。
なので、今日、学んだことを、木更津市の財政データと照らし合わせてみる。


現状をみる まず歳出

講師は、30年間を遡ってみる。
H13から、小泉政権
社会保障は、景気に関係なくふえていく。
投資的経費は、どんどんへらされる。
歳出全体をへらし、
投資的経費は、社会保障の膨らみ分を減らしてきた。
歳出は、けずればけずるほど、けずりにくくなる。
では、木更津市をみてみよう。
わかりやすく、ピンクは社会保障
ミドリは、投資的経費
10.15.png

顕著にわかるね。
ところで、社会保障費がこ30年間でふえてるけれど、ちっとも
よくなった気がしないのは、なぜか。
これは、講師の話にはなかったことだけれど、
対象者が高齢者、児童、障がい者、生活保護などがふえてるから、
ひとりあたり換算にすると、減ってる場合もあるかもね。

講師は、
一般財源総額が大きくなるように。
歳出 幼保 景気対策 投資的経費 も
歳入 地方税もふえてる
歳入が順調に伸びた 11年ぶりのこと。
R1年は、リーマンショック前に回復した。
とほめたたえる。そうかなー。

交付税の総額の増減で判断するな
一般財源総額がふえたかどうかで判断しろ。
小泉政権のH16年度 地方自治体ががんばってもできない範囲を一般財源を減らすことは、全国から悲鳴があがった。
総務省は反省し、総務省への信頼も損ねた。
近年は一般財源総額を確保することにすすめてきた。
骨太方針に書き込んできた。6月に閣議決定
H13年に内閣府ができ、経済財政諮問会議 そこで骨太方針を決めてきた。
地方財政も、同水準確保
地方自治体は、社会保障もしなければならない。
財政が明日どうなる
わからないとなると、安心して取り組めない。今後3年間は維持しますよと講師。
ん? そもそも…といいたいところをぐっとがまんして、講義をきく。

先進国は、借金GDPのが60%. だったのに。超えている
第二次世界大戦後の財政に似ている。と講師。

基礎的財政収支 財政健全化の目標の概念
債務残高の大きさで、将来に負担をかける。小さくさせる
GDPにたいして、借金は、どのくらいかが重視される。一定の範囲にとどめる。

プライマリーバランスは、甘い
➀返す借金より借りる借金が多い。収入より借金がおおきい。
➁これ以上これいじょう、借金を拡大させないことが目標。
諸外国ではありえない。そうとう、ゆるい目標
プライマリー 初歩のという意味。
このごろ、木更津市もプライマリーバランスって、言葉を何度も使うけれど、
よさげにきこえて、実は違ったというわけだ。

増税にするか、政策的経費を減らすか。
こんなことが課題だろうと講師はいろいろあげたが、
その課題を地方自治体で解決できないものもある。
国はそこんとこ、ちゃんとやってくれないかなーと思いつつ、
ここで、質問しても、元総務省であり、現在は違うから、質問はしなかった。

なんか、研修➀は、不完全燃焼でした。
posted by のんのん at 22:38| 財政