日々の暮らしの中で感じたこと、思ったことを書きます。
2016年04月07日
1週間ほど、木更津市のHPを閲覧していなかった。
こんな計画があった。
木更津市における女性職員の活躍の推進に関する特定事業主行動計画(前期)
http://www.city.kisarazu.lg.jp/resources/content/41035/20160331-132042.pdf
なんだろう。読んでみた。
そして、おや?っと思ったところがあった。
市長部局等においてそれぞれの女性職員の職業生活における活躍に
関する状況を把握し、改善すべき事情について分析を行った。
当該課題分析の結果、女性職員の活躍を推進するため、次のとおり
目標を設定する。
以下、目標数値が書かれていたが、改善すべき事情はなにか、どう分析したのかは書かれていなかった。
ということは、目標数値が達成目標となってしまう。
私は違うと思う。
状況と改善すべき事情が明記されていなければ、
どんなに目標数値を達成しても、状況が改善したかどうか、達成できたのかが判断できない。
達成すべきことは、分析した改善すべき事情
それを達成するための手段、具体的な数値が目標数値。
あれ?と思ったことがある。
目標数値@
平成32年度までに、管理的地位にある職員(6級職以上)に占める女性の割合を、平成
26年度の実績(6%)より9ポイント引き上げ、15%にする。
目標数値A
平成32年度までに、男性職員の育児休業の取得率を5%以上にする。
男性職員は、平成26年度実績が書いてない。ということは、育児休業を取得した職員は0%だったのかな。
こんな計画は、初めて。
この計画は、手段だけ書いてある。
これでは、目標数値が達成したとき、改善すべき事情が解決できたかどうかのふりかえりができない。
国会をみてもわかるが、大臣、ただ女性をふやせばいいってもんじゃない。
数値だけにこだわると、力量がない上司に使える部下は大変だから。
逆に、能力のあれば、女性でも男性でも、重要なポストにつくのなせ、数値はあとからついてくる。
しばらく注視することに。
男性並みに働くよう、女性を引き上げるという上から目線ではなく、
仕事をもちながら、働く男女が子育てしながら、働き続けられる環境を。
どうせ。するなら、日本の国レベルを超えてほしい。施策ではなく、考え方を。
そう思うのも、日本はノルウェーより100年遅れてると思った本に出合ったからだ。
だから、ノルウェーがなぜ、成功したのか、を探りながら、木更津市、一歩前へと思う。
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先日、沖縄研修に行く飛行機の中で、一冊の本を読み終えた。
宿題だった。
髭のノラ http://frihet.exblog.jp/14342359/
ノルウェー主要政党の5党首が女性 の記事
http://frihet.exblog.jp/25490201/
メールが届いた。もう一つ、宿題がでた。これ、ノルウェーに視察に行く前に読んでおくようにって。
「女性の就業率は世界トップクラス。同時に、出生率もヨーロッパ内トップクラスであるノルウェー」
http://blog.sakura.ne.jp/cms/article/regist/input
posted by のんのん at 23:58|
男女共同参画
2016年04月21日
オスロ市議会は、月に1回議会が行われる。市長が議長を行う。
オスロ市は、日本でいう政令指定都市のように、市だけでなく、県の機能も担う。
市の予算
運営 42.9%…福祉分野の高齢者・教育などや市内の15の区に分担するもの
文化 16.5%
学校 22.7%
交通 10.8%
議員の内訳は、
3大党で連立政権を組んでいる。
労働党 20
左翼社会党 3
みどりの党 5
女性の比率は、男性37 女性22
教育に関することは、日本と区分が似ている。
幼稚園・小中学校…市
高校…県
大学…国
ノルウェーの教育目標
近い将来、若い世代。民主主義を身につけ、男女平等を実現する。
だれにでもやさしい(これは、障がいなどだけでなく、異国なども)国
障害がある人、言葉など文化・国の違いで、分けて特別に学校をもつのではなく、
一緒に過ごす中で、必要な援助をし、いたわりやはげましを育む
子どもたちの自主性、民主制を育むのに、学生連盟があり、横のつながりをつくる
ノルウェーの現状
幼稚園には24万人 自由意志でノルウェーの90%が通っている。
そのうち、四歳以上は100%
公立私立の割合は、1:1
小中学校は3100校 62万人が通っている。教師は64000人
ということは、児童・生徒10人に一人は先生
義務教育で、ほとんど公立。私立は3〜4%
学校の評価は、8年生〜 それまではない。びっくり
評価は、進路の目安である。塾はない。
高校は450校 二種類ある。私立は16% 生徒は190000人 教師は23000人
・普通高校は、3年で卒業
・職業高校は、4年で卒業(理論×2年 訓練×2年)34000人
課題は
高校を卒業できない生徒が25%
子どもには、教育を受ける権利があるので、25歳までにじっくり学び卒業することができる。
学ばず、仕事に就く場合があるが、学歴により、高収入の仕事にはつけない。
仕事にもつけなかった場合、社会制度で手当することになる。
しかし、高校を卒業できない原因は、さかのぼると、小学校でも、
授業についていけないこどもが25%いることを考えると、
子どもに教育を受ける権利があるので、課題は教育全体にある。
その年代で対策をする。児童福祉課や両親とともに力を入れるようにしているという。
言葉の壁
また、子どもが言葉の話せない理由を調べると、経済的なことや家族などの環境による。
それらの対策をしている。
移民がふえ、対策が必要。ノルウェーにきたら、言葉の研修が7時間受けることになっている。
いじめのことを質問した。
ノルウェー全体の4%がいじめにあっているというデータがあり、こんどは、いじめオンブズをつくることになった。
posted by のんのん at 15:57|
男女共同参画
ただいま。
最終日 労働党本部で丸一日 3つの研修。
労働党広場には、広島の石が飾られ、原爆の碑があった。
左は通訳のかずえさん
右がトンニャブレンナさん。28歳 2歳の子どもママ。労働党の女性グループのリーダー
労働党における男女平等について話を聞いた。
ノルウェーでも子育て世代は、子どものクラブ活動などの送迎で
政治活動にかかわる女性は少ない。
学生から結婚するまでの世代 子育てが終わった50プラス世代が選挙活動に積極的だ。
と聞き、日本と似ている。50プラスっていいひびき。
なんか、私、○○。
そうそう、私、名刺を渡したら、トンニャさんが私の年にびっくりしていた。
私もびっくり。よくよく考えれば、目の前で、はきはきと明るく政治を語る女性が
娘と同世代だったことに気が付いた。つまり、私は彼女からみたら、おかあさん世代。
ノルウェーの選挙は、立候補予定者の名前を男女バランスよくしないと、
党として立候補できないシステム。
候補者の募集を募るが、各党で委員会で選ぶ。
女性が政治活動をするには、
・議会にでるために、子どもを預かる環境
・はじまり、おわりをしっかり時間をきめる条件環境を整える
女性は、男性とちがい、二期、三期をすすんでやろうとしない。
政治活動からみると、みんながエリートでも困る。
それぞれの仕事で政治を考えられるといいと
トンニャさんは話す。
目標
ノルウェーの女性活動を知らせる。こんなチャレンジをした。まねをするのではなく、
自分の国にあった解決策を自主的に探せるようにする
ノルウェーは、他国より、個人主義 個の確立
自分で考え、自分で決める
パパが女性や子どものことを決めるのではない
ノルウェーの市長の給料は、決して高くないという。
平均80万クローネ/年 1280万円
国会議員や首相は自分の給料を決めることはできず、審議会が決める。
企業の社長より多くてはいけないということで、この金額。
税金は、昨日の話で38〜78%というから、
おカネのために政治かになる人はいない。社会貢献であるとトンニャさんはきっぱり。
日本の首相は、いくらか気になった。
平成26年 内閣総理大臣の年収 2788.6万円
月収:169.3万円
ボーナス・賞与12月:422万円 6月:335万円
参考 http://www.nenshuu.net/shoku/koumuin/souri.php
トンニャさんに質問した。
男女平等といった場合、男性のラインまで女性を上げるとか
女性のラインまで男性を下げるとか、そんな発想は全くないという。
これはとてもよいことを聞いた。私にとって、目からうろこ。
「空間の中に、男女がある。それをわける。両方が分け合う。男女が協力しあう。
いい関係を楽しく思う。法律で半分にするのではなく、調和・共存で。共に生きる。共生である」
そのように考えると、移民であろうと、障害があっても、高齢であっても子どもであっても、
それぞれ違って当たり前。なんだか、基本はこれかなと思った。
posted by のんのん at 23:44|
男女共同参画
2016年04月22日
昼食でレストランに行った。
中に入ってみた。
男女のマーク 男マーク 女マークの扉があった。
これだと、性同一障がいの人も悩むことなく、トイレに入れるなーと思った。
posted by のんのん at 01:03|
男女共同参画
待機児童ゼロのノルウェー。保育士の処遇改善などは、どうしているのか。
左がミスターラッセ クリスチャンセさん
右がランディ ヘンゲさん
36万人が加入しているノルウェーの労働者の連盟 その中に、公立私立の幼稚園で働いている人も加入している。ノルウェーには、正規、非正規の区別がない。
さて、これを聞いただけで、まず日本とちがう。
まず、
木更津市の公立保育園、半分は非正規雇用の臨時保育士。労働者の連盟、組合などにははいっていない。
労働者の処遇改善の労働組合。これって、だいたい正規雇用の職員ばかり。
非正規雇用の職員の労働組合があるところは、少ない。
幼稚園は、こども3人に一人の保育士 クラスでは、1人は有資格者で他はアシスタント。、
という話は昨日のブログにも書いたが、アシスタントも子どもにかかわった経験がある人とのこと。
この労働連盟では、給料のことだけでなく、
どの程度、自由遊び、教育をすべきかなども議論中だという。
保育士の労働時間は、7.5時間/日 これは、日本も同じ程度
そのうち、計画を立てる時間が3.5h/週 これはなんと、家でつくってもいいという。
日本では、実際、保育時間中に作れるほど、余裕はないので、サービス残業を家でおこなっているようなものだ。だから、ノルウェーはうらやましい。
有給休暇は、5週間。なんと、びっくり。
労働者と雇い主(公立の場合は市)と政治、3つのパートナー。
今は、教育論や幼稚園のありかたも話し合い、教育の充実をめざす。
いかに、人材をふやすべきかの人材制度も考える。
新しいアシスタントの養成、そのカリキュラムの充実をさせるための資金の要求も行っている。
連盟では、基金もあり、これを使って奨学金制度を設けている。
奨学金制度は、市などもあるが、大学在学中に、一年間幼稚園で体験なども普通になっている。
また、働くのを休暇をとって、大学で勉強する人もいる。その間の代理の保育士の給料を基金から出したりする。
また、高校中退で、幼稚園にアシスタントで働く場合もある。何年か働けば、高校を卒業したのと同等の卒業証明書をもらえるようにも、運動をして、実現した。
若い人たちへの追加教育、職業に対する意識、やりがいのある仕事だよと若い世代に伝える運動もしている。
労働改善は、自分たちでどうしていきたいかを提案型で運動していることを学んだ。
非正規雇用でも労働組合を組織しやすいように、というより、
非正規雇用という受け身な働き方を温存するのは、よくないと思った。
posted by のんのん at 01:18|
男女共同参画